
Redmiが、驚異の8500mAhバッテリーを搭載しながら、本体の厚さを8.5mm未満に抑えたスマートフォンを開発しているとの情報が浮上しました。これは、これまでに登場したどのRedmiスマホよりも大容量のバッテリーとなる可能性があります。
Redmi Turbo 4 Proを超える大容量
最近登場した「Redmi Turbo 4 Pro」でも、バッテリー容量は7,550mAhとかなりのものですが、今回の新モデルはそれをさらに約1,000mAh上回ることになります。
さらに注目すべきは、そのサイズ感です。例えば、サムスンの「Galaxy S25 Ultra」は5,000mAhバッテリーを搭載しつつ本体厚8.2mmとされていますが、Redmiの新機種はそれよりも薄型でありながら、バッテリー容量は約1.7倍。これはかなり革新的な設計と言えるでしょう。
次世代バッテリー技術「シリコンカーボン」で実現
このバッテリー容量の飛躍を支えているのが、「シリコンカーボン電池技術」です。従来主流だった黒鉛ベースのリチウムイオン電池に比べ、シリコン系材料はリチウムの保持量が飛躍的に多く、安全性やエネルギー密度にも優れているとされています。
黒鉛は理論的に372mAh/gまでしか電力を保持できませんが、シリコンベースの材料は理論上4,200mAh/gまで可能とされており、まさに次世代の素材です。また、充電時のリチウム蓄積による短絡リスクも低減できる点も大きな魅力となっています。
中国スマホ市場では「7000mAh超え」が新基準に
このシリコンカーボンバッテリーの採用により、中国のAndroidスマホ市場では7000mAh以上のバッテリーを搭載する機種が続々と登場しています。Redmiの新機種もその流れに乗ったものと見られますが、今回の8500mAhという数字はその中でも頭一つ抜けた存在です。
さらに、同じ情報筋によれば、1万mAhクラスのスマホも早ければ来年中に登場する可能性があるとのこと。スマートフォンの常識が、今大きく変わろうとしています。
発売時期や機種名は未定
現時点では、Redmiのこの新モデルがいつ登場するのか、正式名称が何になるのかは明らかにされていません。しかし、Redmiが次なるステージに向けて着実に準備を進めていることは間違いないようです。