
シャオミが今年9月にも発表予定とされる「Xiaomi 16」シリーズ。その中でも最上位モデルとして注目されている Xiaomi 16 Ultra に関して、同社の幹部が「モバイルフォトグラフィーにおける新たなマイルストーンになる」と語り、大きな話題を呼んでいます。
シャオミ×ライカの協業が次のステージへ
今回の発言を行ったのは、シャオミグループのパートナーでありスマートフォン部門の総責任者でもある ルー・ウェイビン氏(Lu Weibing)。中国・上海で開催されたライカ100周年記念式典に出席した同氏は、自身のWeibo(中国版X)にて、ライカとのパートナーシップについて熱く語りました。
ルー氏は、これまでの4年間でシャオミとライカが20機種以上のスマートフォンで共同開発を行ってきたことを振り返り、「この協業は非常に有意義で、かつ楽しいものであった」とコメント。今後も緊密な関係を維持しながら、モバイルカメラ分野での革新を続けていくと述べています。
式典では、記念の場にふさわしいギフトとして「Xiaomi 15 Ultra センテニアル・トリビュート 限定コレクターズBOX」もライカ側に贈呈されたとのことです。
Xiaomi 16 Ultra、年内にも発表か?
シャオミ16シリーズは、「Xiaomi 16」「Xiaomi 16 Pro」、そして小型モデルの「Xiaomi 16 Pro Mini(仮称)」などがラインナップされると見られています。通常、Ultraモデルは翌年2月ごろの発表が通例ですが、著名リーカー Digital Chat Station は「すでにティーザーが出ているため、今年中の発表もあり得る」との見方を示しています。
また、16 Ultraを含むシリーズ全体でフラットディスプレイを採用すると予想されており、最近のトレンドに沿ったデザインが期待されています。
モンスター級のカメラスペックも判明
カメラ性能については、以下のような超ハイスペック構成がリークされています:
- メインカメラ: 1インチ・5000万画素センサー
- 望遠カメラ: 1.28インチ・2億画素のペリスコープレンズ(最大5倍光学ズーム)
- 超広角カメラ: ソニー LYT-600 センサー採用の5000万画素
- フロントカメラ: 5000万画素
いずれも業界トップクラスのスペックで、まさに“カメラ専用機顔負け”の仕上がりとなりそうです。
さらに、搭載チップセットについては、クアルコムの最新ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite 2」の可能性がある一方で、シャオミ独自開発中とされる「Xring O2」チップが使われるという噂も浮上しています。
そして電池容量は、7000mAh〜7500mAhという驚異的なサイズになるとの見方もあり、電池持ちの面でも期待が高まります。
シャオミとライカの強固なパートナーシップのもと、「Xiaomi 16 Ultra」はスマートフォンにおける写真体験を再定義する存在になるかもしれません。発表の時期や正式な仕様の詳細はまだ明かされていませんが、同モデルが「2026年のカメラフォンの頂点」となることを予感させる情報が続々と出てきています。今後の続報に、目が離せません。