サムスン、折りたたみスマホ市場への新たな競争相手を歓迎――アップル参入の動きを前向きに評価

「競争は市場を進化させる」

サムスンのモバイル部門を率いるチェ・ウォンジュン氏が、折りたたみスマートフォン市場における今後の競争について、非常に前向きな姿勢を見せています。同氏はBloombergのインタビューで、アップルが折りたたみ端末の分野に参入するという噂に対して、「歓迎する」とコメントしました。

チェ氏は、こうした競争が業界全体の成長だけでなく、ユーザーにとってもメリットをもたらすと強調。サムスンは長年にわたり折りたたみディスプレイ技術の研究と開発を重ねてきたという自負があり、豊富な経験と知見が同社のリーダーシップをさらに強化すると語っています。

アップルという技術大手の参入によって、この分野のイノベーションが加速し、消費者により多くの選択肢と進化した体験を提供できるようになるという見方です。

Galaxy Z Flip 7には自社製チップを初採用

同インタビューでは、サムスンが最新の折りたたみ端末「Galaxy Z Flip 7」で初めて自社製のExynosチップを採用したことにも言及されました。チェ氏によると、チップセットの選定は「非常に厳格なプロセス」で行われており、性能、電力効率、そしてユーザーのニーズを総合的に判断して決定しているとのことです。

この発言からは、サムスンが単に新しい技術を搭載することに満足するのではなく、実際の使用体験を重視し、製品の完成度を高めることに注力している姿勢が読み取れます。

技術革新の舞台に新たなプレーヤー

折りたたみスマートフォンという分野は、まだ成熟途上にある一方で、将来的な成長余地が大きい市場です。そうした中でアップルのような大手企業が参入すれば、ユーザーへの注目度も高まり、技術開発や製品競争も一層活発になることが予想されます。

サムスンはその中心に立ち続ける意欲を見せつつ、ライバルの参入さえも市場活性化の好機と捉える柔軟な姿勢を示しました。今後の折りたたみスマートフォン市場がどのように進化していくのか、各社の動向からますます目が離せません。

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