ドコモの格安プラン、ahamoとそれに対抗するためにauが最近サービス提供を開始したpovo 2.0。
ahamoと比べるとかなり見劣りし、存在感の薄かったpovo 1.0からは大きく変わり、料金的にもかなり魅力的な設定となっています。
というわけで今回はドコモのahamoとこのauのpovo 2.0、どちらがお得か?という徹底比較をしてみたいと思います。
まずはそれぞれのプランの概要比較:
ahamoの料金・プラン内容
利用料金 (税込) | 2,970円 |
データ通信容量 | 20GB |
容量超過後 | 1Mbps |
データ通信量の追加 (税込) | 550円/1GB |
無料通話 | ・5分間の無料通話あり ・かけ放題オプション:1,100円(税込み) |
回線種別 | 4G/5G |
利用可能SIM | SIMカード/eSIM |
手数料 | 送料、事務手数料無料 |
スマホ販売 | あり |
その他 | ・dカード支払いで毎月のデータ通信容量増加 (dカード:+1GB、dカードGOLD:+5GB) ・海外ローミング20GBまで無料 ・追加チャージは1GB/550円(税込) |
ahamoのプランは一つで料金は「2,970円」のみ。非常にシンプルです。
povo 2.0の料金・プラン内容
povo 2.0は基本使用料は「無料」という思い切った内容で、「トッピング」と呼ばれる追加オプションを選ぶことで自分に合った「プラン」を作ります。
今回は月々のデータ使用量が”基本的には”20GBで収まる平均的なユーザーを対象とした比較にしたいと思います。
よって、ドコモのahamoと比較対象となるのは2700円の20GBトッピングですが、これには5分以内のかけ放題が含まれておらず、これを入れると月々の料金は3250円。
これだと5分以内の無料通話が絶対に必要ない、というユーザーでない限りahamoよりもかなり高くなってしまうので比較対象になりません。
となると、次の候補は180日間で150GB、12980円のトッピングということになり、これだと月々のデータ容量は25GB、料金は2,163円でこれに5分以内通話かけ放題トッピングをしても月々2,713円(税込)となります。
つまり、このpovo 2.0の180日間トッピングであれば月で割ったデータ容量はahamoよりも5GBも多く、さらに月当たりの料金も250円程度安い、ということに。
20GB前後のデータ使用量でネットワークや電波受信状況などに差がないという環境であれば、基本的にはahamoよりもpovo 2.0がオトク、ということに。
ただ、現実には使用環境によってできればドコモ回線を選びたい、というケースも多いはずで、考え方によってはahamoの方が向いている、というケースも。
ahamoの方が向いているケース
・dカード、特にdカードGOLDで支払いをしている場合
dカードGOLDで支払いの場合は5GBのボーナスデータ容量がゲットできるので、月々の容量はpovo 2.0の180日間プランと同じ25GB、ということになります。
・海外旅行・出張が多い
ahamoでは海外ローミングの際のデータ通信もプランの20GBに含まれているの、この範囲であれば海外ローミング時のデータは無料、ということに。これは頻繁に海外旅行・出張をする方にとっては結構多いメリットです。
・基本的にライトユーザー、たまにミディアムユーザー
月々のデータ使用量が一定でほぼ確実に20GBで収まる、という場合はpovo 2.0の25GBに特にメリットはないはず
povo 2.0 (180日間)の方が向いているケース
・毎月のデータ使用量がまちまち
povo 2.0の180日間トッピングのデータ容量は180日間で150GBであるため、一種の「データ繰り越し可能プラン」とも言えます。
10GBしか使わない月と30GB使う月がある、など月々のデータ使用量にバラつきがある場合に最適で、これは一部のユーザーにとっては非常にありがたい特徴だと思います。。
・基本、通話をしない
通話をしないのであれば30日間20GBのトッピング(2700円)がオトク
・海外旅行・出張をほとんどしない、海外ローミングがほぼ不要
・6か月間は他キャリア・MVNOに乗り換える予定がない
150GB/180日間トッピングは一種の「縛り」なので、近々キャリアを乗り換える予定であればお勧めしませんが、逆に当面auを使い続けるのであればおすすめ。
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