
Weibo発の新リーク、2025年モデルのXperiaミッドレンジに注目集まる
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」が、6月5日に国内3キャリアとソニーストアから一斉に発売される中、その陰で次なるXperiaシリーズの動向に注目が集まっています。
そんな中、中国のSNS「Weibo」に、2025年のミッドレンジXperiaに関する興味深い情報が投稿されました。内容は「今年登場予定のXperiaスマートフォンはあと2機種。だが、搭載されるチップセットはほぼ同じ」といったもので、投稿にはベンチマークツール「Geekbench」のスクリーンショットが2枚添えられています。

モデル名は伏せられるも、共通するコードネーム「volcano」
今回の画像では、いずれの端末もOSに「Android 15」を搭載し、マザーボードの名称として「volcano」と記載されています。これは、クアルコムのミッドレンジ向け最新チップ「Snapdragon 6 Gen 4」および「Snapdragon 7s Gen 3」のコードネームとして使われているものです。


また、CPU構成はどちらも8コアですが、クロックスピードに違いが見られます。1枚目のスクリーンショットでは、パフォーマンスコアが最大2.30GHzで動作しているのに対し、2枚目では最大2.50GHzまで到達しており、明らかにスペックの差があります。
この情報を元に推測すると、前者がSnapdragon 6 Gen 4、後者がSnapdragon 7s Gen 3を搭載したモデルと見られます。
実質的な兄弟機?構成が酷似する両チップ
Snapdragon 6 Gen 4は、2024年春に発表されたクアルコムの最新ミッドレンジSoC。一方、Snapdragon 7s Gen 3は2023年秋に登場し、日本国内ではNothing Phone (3a)などにも採用されています。
ただし、両チップのアーキテクチャは非常に似通っており、Snapdragon 6 Gen 4は7s Gen 3の下位互換ともいえる存在です。つまり、これら2つのXperiaが本当に製品化されるとすれば、性能面ではほとんど差のない「実質的な兄弟機」のような位置づけになる可能性があります。
Xperia 10 VIIともう1機種?それとも派生モデルか
現時点で、ソニーはXperia 1 VII以外の2025年モデルを正式発表していませんが、Xperia 10 VIIは秋にリリースされることが明言されています。よって、今回の2機種はそのうちの1つ、あるいはバリエーションモデルの可能性も否定できません。
RAM容量はいずれも約7.2GB(8GBと見られる)で、OSにはAndroid 15を搭載。新世代Xperiaとして、Androidの最新体験をいち早く提供する存在となりそうです。
正式発表は夏以降か、今後の続報に注目
今回の情報はあくまで非公式なリークであり、ソニーからの正式なアナウンスはまだありません。しかし、Geekbenchによる情報が出回るということは、開発はすでに終盤に入っている可能性も考えられます。
Xperia 10 VIIをはじめとする新型ミッドレンジXperiaがどのような仕様で登場するのか、そして、今回判明した2機種がどのような関係性を持つのか。今後の動向に注目です。