
OPPOは中国時間5月15日、新型スマートフォン「Reno 14」と「Reno 14 Pro」を正式に発表しました。どちらのモデルもMediaTek製チップセットを採用し、6,000mAh超の大容量バッテリーや高性能なカメラシステムを搭載。防水・防塵性能も最高等級のIP69に対応し、ハード・ソフトの両面で大きな進化を遂げています。
Reno 14:6000mAhバッテリーと3眼カメラで日常をフルカバー

Reno 14は、6.59インチのフラットLTPS OLEDディスプレイを搭載。解像度は1.5Kで、リフレッシュレートは120Hz、最大輝度は1200ニトと、快適な表示性能を確保しています。
本体はIP66 / IP68 / IP69の防水・防塵等級をクリア。メタルフレームに手触りの良いベルベット調のガラスを組み合わせた高級感あるデザインに仕上げられています。カラーは「マーメイド」「半夏グリーン」「リーフブラック」の3色展開。厚さは7.32mm、重量は187gと薄型軽量も実現。
内部にはMediaTek Dimensity 8350を採用し、AnTuTuベンチマークで140万点超を記録。メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 3.1仕様で、最大16GB RAM+1TBストレージまで選択可能です。
トリプルカメラ&AI撮影機能を強化
背面カメラは、ソニー製の光学手ぶれ補正付き50MPメインカメラ、8MPの超広角カメラ、さらに3.5倍ズーム対応の50MPペリスコープ望遠カメラ(JN5)という構成。インカメラにも50MPの高解像度センサーを搭載しています。
撮影機能としては、Live Photo対応や4K HDR→Live変換、「CCDエフェクト」など、写真に映画のような深みを加える新機能が多数追加されています。
冷却性能とソフトウェアにも注目
大容量バッテリー(6000mAh)は80Wの急速充電に対応。冷却機構には「ナノ氷晶冷却システム」を採用し、グラファイトの3倍の熱伝導性を実現したとされています。
OSはAndroid 15ベースのColorOS 15を採用。分割画面やフローティングウィンドウなどのマルチタスク機能のほか、DeepSeekによるAIアシスタント「Xiaobu AI」が搭載され、文章作成や画面内容の質問、コンテキスト検索などをサポートします。
Reno 14 Pro:ワイヤレス充電&洗練されたガラスボディ

上位モデルとなるReno 14 Proは、やや大型の6.83インチOLEDディスプレイを搭載。リフレッシュレートは同じく120Hz、解像度は1.5Kです。
プロセッサはDimensity 8450にグレードアップされ、ベンチマークスコアも140万点超を記録。メモリとストレージ構成はReno 14と同様で、最大16GB+1TBまで用意されています。
ワンピース構造のガラスボディと3色展開
Proモデルではボディが一体型のガラス構造となっており、耐久性と防水性(IP66/68/69)をさらに強化。カラーは「リーフブラック」「マーメイド」「カラーリリーパープル」の3色で、特にマーメイドは光の角度で色が変わる新しい反射加工が施されています。
カメラ構成はReno 14と同じく、すべて50MPのトリプルレンズ仕様。前面カメラも同様に50MPのセンサーを採用しています。
バッテリーはさらに大きな6200mAhを搭載し、有線80W・無線50Wの急速充電にも対応。冷却機構には「Tidal Engine冷却システム」が用いられています。
ColorOS 15によって、Live Photoの編集やWeChat・小紅書へのシェア、iPhoneへの写真転送といった柔軟なコンテンツ連携も可能です。
中国での価格と発売日
Reno 14シリーズはすでに中国国内で予約受付を開始しており、発売は5月23日から順次スタート予定です。以下は中国元から日本円(1元=20.3円換算)に直した参考価格です。
Reno 14
メモリ / ストレージ | 価格(CNY) | 日本円換算(約) |
---|---|---|
12GB + 256GB | ¥56,800 | 約20.3円換算 |
16GB + 256GB | ¥60,900 | 約20.3円換算 |
12GB + 512GB | ¥62,900 | 約20.3円換算 |
16GB + 512GB | ¥66,900 | 約20.3円換算 |
16GB + 1TB | ¥77,100 | 約20.3円換算 |
Reno 14 Pro
メモリ / ストレージ | 価格(CNY) | 日本円換算(約) |
---|---|---|
12GB + 256GB | ¥71,000 | 約20.3円換算 |
12GB + 512GB | ¥77,100 | 約20.3円換算 |
16GB + 512GB | ¥81,300 | 約20.3円換算 |
16GB + 1TB | ¥91,400 | 約20.3円換算 |
なお、現時点ではグローバル展開についてのアナウンスは行われていません。
ハイエンドモデルの新たな選択肢に
防水性能、バッテリー容量、カメラ、AI機能と、ユーザーのニーズを幅広くカバーしたReno 14シリーズは、ハイエンドスマートフォン市場に新たな選択肢をもたらしそうです。OPPOならではの洗練されたデザインと機能性が融合した本モデル、今後のグローバル展開にも注目が集まります。