
初期2000年代の“ガラケー感”を再現
サムスンが、往年の折りたたみ携帯を彷彿とさせる新デザインの特許を出願していたことが判明しました。海外リーカーとの協力により公開された図面から作成されたレンダリングでは、その名も「Galaxy Flip Retro」とされる端末の姿が描かれています。


特許図面に基づくデザインは、丸みを帯びたクラムシェル型のフォルムが特徴。現在のGalaxy Z Flipシリーズの直線的なラインとは異なり、柔らかな輪郭が懐かしい雰囲気を漂わせています。開いたときの形状は楕円形に近く、手にしっくり収まりそうな印象です。

背面には丸型のカメラモジュールが配置され、4眼構成のカメラが収まっているように見えます。前面は左右対称の極薄ベゼルで、ディスプレイがすっきりと広がります。
次世代AI機能の搭載も期待
現時点では仕様の詳細は不明ですが、サムスンの次期スマホには日常生活に直結するAI機能が強化されるとの予測があります。リアルタイム通話翻訳や、アプリを切り替えずに行えるウェブ・画像検索、さらにAIによるシーン最適化や被写体の自動除去といったカメラ機能の進化が有力視されています。
また、スマホ・テレビ・スマート家電が連携してユーザーの行動を先読みする「クロスデバイスAI」の深化も、多くのユーザーが望むポイントです。
実現するかは不透明だが注目の存在
もちろん、特許出願がそのまま製品化を意味するわけではありません。しかし、このレトロ調の丸みを帯びたデザインは、2026年以降の折りたたみ端末ラインナップに新しい風を吹き込む可能性があります。
もし市場に登場すれば、最新の折りたたみディスプレイ技術や高性能カメラ、サムスン自慢の堅牢なヒンジ機構を備えつつ、どこか懐かしい“あの頃”の感覚を味わえる一台になるかもしれません。現時点では図面とレンダリングのみですが、実機化されれば最も“愛嬌のある”フォルダブルとして注目を集めそうです。