Galaxy A17 4Gがベンチマークに登場 採用チップセットはやや残念な結果に

2025年後半に登場予定とみられるSamsungのエントリースマートフォン「Galaxy A17 4G」が、性能測定サイト「Geekbench」に登場しました。しかし、その中身を見てみると、やや期待外れの仕様であることが明らかになっています。

採用チップはHelio G99 A15/A16から据え置き

Galaxy A17 4G(型番:SM-A175F)は、MediaTek製の「Helio G99」チップを搭載。これはすでにGalaxy A15やA16にも採用されているミッドレンジ向けSoCで、6nmプロセスで製造されるものの、2年前の設計となります。

Helio G99は、2GHzのCortex-A76×2基とCortex-A55×6基から構成されており、GPUにはMali-G57 MC2を搭載。ただし、Geekbenchに記録されたスコアは、前モデルよりやや低めという結果に。開発中であることを考慮すれば最適化の余地はありますが、大幅な性能向上はあまり期待できないかもしれません。

OSはAndroid 15を搭載 登場時点ではすでに旧バージョンに?

もうひとつ注目すべきは搭載OSです。Galaxy A17 4GにはAndroid 15ベースのOne UI 7.0が採用されていますが、Samsungは6〜7月にAndroid 16ベースのOne UI 8を投入予定。つまり、A17 4Gが登場する頃にはすでに「ひとつ前のOS」が標準搭載という状態になる可能性があります。

5G版も登場予定 チップはExynosまたはDimensity系か

一方で、A17には5G対応モデルの存在も予想されています。Galaxy A16シリーズと同様に、ExynosまたはDimensityシリーズのチップセットを搭載したモデルが並行して登場する可能性が高く、選択肢としての幅は確保されそうです。

Galaxy M36 5Gも準備中 実質的なA36のリネーム機か

同時期に、Samsungの別ライン「Galaxy M36 5G」も発表間近と見られています。公式サポートページがUAEのSamsungサイトで公開されており、搭載チップにはExynos 1380(5nm)、メモリは6GB、OSはAndroid 15を採用。性能面では、Snapdragon 6 Gen 3を搭載したGalaxy A36の方がやや上とされていますが、5,000mAhのバッテリーや50MPカメラ、25W充電対応といった主要スペックは共通です。

A17 4Gの今後に注目

Galaxy A17 4Gは、価格重視のエントリーモデルとして一定の需要が見込まれる一方で、チップセットやOSの仕様にやや古さが目立つ内容となっています。ミッドレンジ帯の競争が激化する中、Samsungがどのような付加価値や訴求ポイントを用意してくるのかが鍵となりそうです。今後の発表やマーケティング戦略に注目したいところです。

ソース

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