2022年に登場したSamsungのフラッグシップ「Galaxy S22 Ultra」が、最新のOne UI 8（Android 16ベース）を搭載した状態でベンチマークサイト「Geekbench」に登場しました。これは、次期OSアップデートに向けた開発がすでに進行中であることを示す重要な動きといえます。
One UI 8のベータ版は5月に開始予定
この情報は、X（旧Twitter）でSamsung関連のリークを行っている@tarunvats33氏によって共有されました。Galaxy S22 UltraはAndroid 12を搭載して登場し、Samsungが約束した「4世代のOSアップデート」の最終段階に差し掛かっています。One UI 8は、S22シリーズにとって最後のメジャーアップデートとなる見込みです。
現在、One UI 8はGalaxy S25やGalaxy Z Fold6などの最新モデルでもテストが進められており、初期バージョンでは大規模な機能追加よりも、アニメーションの滑らかさ改善やQuick Shareの刷新といったUIの微調整が中心となっているようです。
対象機種はS22〜S24シリーズ 正式リリースは9月頃か
One UI 8のベータプログラムは2025年5月中にも開始予定で、S22シリーズ（S22 / S22+ / S22 Ultra）に加えて、S23・S24シリーズも対象になると見られています。また、GoogleのAndroid 16開発スケジュールを考慮すると、安定版の正式配信は6月から9月の間に行われる可能性が高く、7月発売予定のGalaxy Z Fold7やFlip7にプリインストールされる形での登場が濃厚です。
なお、現時点で確認されている新機能はそれほど多くはなく、DeXモードの改善やセキュアフォルダの機能拡張などが中心です。ユーザーの中には「やや控えめな内容では？」と感じる声もあり、ベータ期間中にさらなる機能追加があるかどうかが注目されます。
S22 Ultraの性能を最大限に活かせるか
S22 UltraにとってOne UI 8は、4年間のアップデートの集大成ともいえる存在です。Android 16に含まれる**「Private Space」APIに対応したセキュアフォルダの拡張**や、Galaxy AI関連の軽微なアップデートが盛り込まれる予定です。
一方で、今でも通用する1億800万画素のメインカメラは健在ですが、4年が経過した5,000mAhのバッテリーについては、Android 16の省電力性能に期待したいところです。
今後のベータテストで新たな機能が加わるのか、それともOne UI 8は静かにS22シリーズに別れを告げる存在となるのか。Samsungの動向に引き続き注目が集まります。
