
ソニーのフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII(マークセブン)」がいよいよ姿を現しました。最新の公式プロモーション動画では、カメラ性能の大幅な進化やAIによる撮影支援、そして独自路線を貫くデザインの魅力が余すところなく紹介されています。
カメラ体験を根本から変える新機能たち
今回のXperia 1 VIIでは、「ポジションロック」や「オートフレーミング」といったAIベースの新機能が目玉となっています。これらは百聞は一見に如かずで、動画の中でその実力が分かりやすく示されています。
まず注目したいのは、48MPの新しい16mm超広角カメラ。被写体の位置を自動で検出して中央に保つ「ポジションロック」や、人の動きに合わせてフレームを調整する「オートフレーミング」との組み合わせにより、動きのあるシーンでも安定した映像を簡単に撮影できます。
「2画面同時撮影」も可能なオートフレーミング
「オートフレーミング」では、被写体の動きをAIが追跡し、1つの撮影で全体の映像とクローズアップの2つを同時に記録することが可能です。例えば、ダンスやスポーツの撮影で広い画角を保ちながら、主役の動きも逃さずに映すことができます。
AIが支える撮影・視聴体験の進化
Xperia 1 VIIでは、撮影だけでなく再生体験にもAIが深く関わっています。カメラ面では、露出制御や瞳AF、ポジションロック、オートフレーミングといった機能がAIで最適化され、誰でもプロのような映像表現が可能になります。
また、音と映像の再生品質もAIが向上。DSEE Ultimateによる音質のアップスケーリングや、ブラビア技術を活かした映像のリマスター処理が行われ、スマートフォンとは思えないクオリティの体験が実現しています。
デザインは継承と洗練のバランス
Xperia 1 VIIのデザインは、先代からの流れを大きく変えることなく、あくまで洗練されたアップデートにとどめています。トレンドを追うのではなく、Xperiaらしい使いやすさと高級感を重視した方向性が感じられます。
エンジニアが語る、開発の舞台裏も
ソニーの公式YouTubeでは、Xperia 1 VIIの開発に携わったエンジニアたちが登場する約8分間のインタビュー映像も公開されています。新機能がどのような思想で生まれたのか、技術的な裏側を知ることができる貴重な内容となっています。
Xperiaの「らしさ」を保ちながら最先端へ
Xperia 1 VIIは、派手さよりも“体験の質”を重視するソニーの姿勢が色濃く表れた1台です。カメラ性能の強化やAIの活用によって、映像・音・デザインのすべてにおいて完成度を高めた「静かな革新」とも言えるでしょう。
今後の発売日や価格などの詳細はまだ明らかにされていませんが、動画で先行公開されたこれらの機能だけでも、Xperiaシリーズファンや映像制作にこだわるユーザーにとっては大きな魅力となるはずです。