iPhone 18、AI時代を見据えた「6チャンネルメモリ」搭載か──ただしLPDDR6への移行は見送りの可能性

高速・高帯域メモリでAI性能を強化

次期「iPhone 18」シリーズは、AI処理や高度なマルチタスクに対応するため、Appleとしては初めて「6チャンネル構成」のメモリを採用する可能性があると、中国SNS・Weiboで複数のリーク情報が伝えています。このメモリ構成により、データ転送速度と処理性能の大幅な向上が期待されており、ゲームや生成AI(ジェネレーティブAI)といったリソースを多く消費するアプリケーションの動作も一段とスムーズになると見られています。

現行モデルでは、一部ハイエンドモデルのみが12GBのメモリを搭載していますが、iPhone 18では全モデルで12GBが標準化されるとの見方も強まっています。

採用メモリ規格は「LPDDR5X」にとどまる見込み

性能強化の一方で、やや残念なニュースもあります。最新の噂によれば、iPhone 18では次世代の高速メモリ規格「LPDDR6」には移行せず、現行の「LPDDR5X」が引き続き採用される見通しです。

競合となるSnapdragon 8 Elite Gen 2がLPDDR6に対応する予定であることを考えると、Appleの慎重な姿勢が際立ちます。業界では新技術の導入にやや保守的なことで知られるAppleですが、これは動作の安定性や消費電力とのバランスを重視する企業文化の表れともいえるでしょう。

供給体制と搭載モデルの動向

著名アナリストのミンチー・クオ氏によれば、2025年のiPhone 17シリーズにおいては、メモリ供給不足の影響で、12GB RAMを搭載するモデルが3機種に限られる可能性があるとのことです。この状況が解消されれば、iPhone 18では全ラインアップに12GB RAMを搭載できる体制が整うと予想されています。

なお、Appleは長年にわたり、OSレベルでのメモリ効率に強みを持ち、多くのRAMを搭載せずとも快適な動作を実現してきました。そのため、他社がRAMの容量で差別化を図る中でも、Appleはメモリの質や構成に重点を置く姿勢を貫いています。

今後の注目点

iPhone 18における6チャンネルメモリの採用は、Appleが本格的にAI処理性能を強化していく姿勢を示す重要なサインといえるでしょう。LPDDR6への対応こそ見送られる可能性がありますが、それでもメモリ構成そのものの進化は、今後のiOSデバイスにとって大きな転機となるかもしれません。

正式発表までには時間がありますが、Appleが次のiPhoneでどのような「内側の進化」を見せてくるのか、大いに注目されます。

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