写真編集ツールの定番機能に異変

Googleフォトの写真編集機能といえば、シンプルながら実用的なツールが揃っていることで知られていますが、その中でも長年提供されてきた「台形補正」機能が、最近になって一部ユーザーの環境から突如として姿を消していることがわかりました。
突然の消失、相次ぐ報告
ここ数日、RedditやGoogle公式のサポートフォーラムなどには、「台形補正」ツールが編集オプションから消えてしまったという報告が相次いで寄せられています。とくに直近24時間以内に報告数が急増しており、何らかの不具合が発生している可能性が高そうです。
GoogleフォトAndroid版アプリのバージョン7.38では今のところこの機能が確認できるものの、同じバージョンでも使えなくなっているという声もあり、状況は一様ではありません。
ニッチながらも根強いニーズ
「台形補正」は、建物の写真や額縁に入った絵画など、歪んだ角度で撮影された画像を補正するために使われる機能で、一般的なトリミングや回転ツールでは代替しにくい効果が得られるのが特長です。
あるユーザーは「美術館で撮った絵画の写真を整えるのによく使っていた」とコメントしており、使用頻度は低いものの、必要な場面では非常に重宝されるツールであることがわかります。
一時的なバグの可能性も
現時点でGoogleから公式なアナウンスは出ておらず、意図的に機能が削除されたのか、それとも一時的な不具合なのかは不明です。ただし、対象となるユーザーが限定的であることや、バージョンによって差異があることから、バグや設定ミスによる一時的な不具合である可能性が高いと見られています。
今後の対応に注目
普段から「台形補正」を活用していたユーザーにとっては不便な状況が続いていますが、もしこの機能が自分の環境でも消えている場合は、アプリのアップデートや再インストールで復旧する可能性もあります。今後、Google側からの正式な対応があるか注目されます。