
Appleが年内にも発表予定とされる新型「iPhone 17 Air」が、これまでのiPhone史上もっとも薄いモデルになる見通しです。その薄さはわずか5.5mm。これまでAppleはiPhoneの厚みに余裕を持たせることで、バッテリー持ちの改善を図ってきましたが、今回のiPhone 17 Airでは“薄さ”と“スタミナ”の両立が実現するかもしれません。
薄くても、バッテリーは妥協しない設計に
一般的には「薄型=バッテリー持ちが悪い」というイメージがありますが、iPhone 17 Airについてはその常識が覆されるかもしれません。複数の情報筋によると、Appleは以下の2つの大きな技術的アプローチで、薄さとバッテリー性能のバランスを取ろうとしているようです。
- ディスプレイやチップの構造を一新し、全体の電力効率を大幅に向上
- 高密度バッテリーセルを採用し、限られたスペースでも十分な容量を確保
これらの情報は、Bloombergの信頼性の高い記者マーク・ガーマン氏のニュースレターや、著名なアナリスト・ミンチー・クオ氏のレポートから明らかになっています。
ガーマン氏によれば、Appleは当初、薄型化に伴うバッテリー駆動時間の短縮を避けられないと見ていましたが、開発陣が再設計に乗り出し、ディスプレイやSoC、さらにはソフトウェアまでも最適化することで、電力効率を一から見直したとのことです。
高密度バッテリーで薄型でも安心の容量を確保
一方、ミンチー・クオ氏は、Appleが同時に開発しているとされる折りたたみiPhoneのバッテリー仕様に触れる中で、「iPhone 17 Airにも同様の高密度セルが採用される」と明言しています。
高密度バッテリーセルは、同じ面積でもより多くのエネルギーを蓄えることができるため、筐体の薄型化が進んでも、実使用に十分な容量を確保できるのが特徴です。これにより、「薄型化=電池持ちが悪い」という不安を払拭できる可能性が高まります。
新型モデム「C1」搭載で5G通信も省エネに?
さらにiPhone 17 Airでは、Appleが独自開発中とされる次世代モデム「C1」が搭載される見込みです。この新型モデムは、従来よりも5G通信時の消費電力を抑えられる設計とされており、特に通信時のバッテリー持ちに不満を感じていたユーザーにとっては大きな朗報となりそうです。
革新的な「薄さ」への挑戦
薄さを追求しつつ、実用面でも妥協をしない。このバランスこそが、Appleが目指す次世代スマートフォンの理想像なのかもしれません。iPhone 17 Airは、これまでの「薄いスマホ=機能性に難あり」という固定観念を覆す1台になる可能性を秘めています。
現時点ではあくまで非公式情報が中心ではあるものの、正式発表が近づけばさらに詳細なスペックや特徴が明らかになっていくでしょう。超薄型iPhoneという新たなカテゴリに、期待が高まります。