
OPPOがインド市場向けに新たに展開する「K13 Turboシリーズ 5G」が、正式発表に先駆けてティザーを公開しました。Flipkart上には専用ページも開設され、同シリーズが“インド唯一の冷却ファン内蔵スマートフォン”として登場することがアピールされています。現地メディアの報道によると、発売時期は8月11日から14日頃が予定されているようです。
独自開発の「Storm Engine冷却システム」を搭載
K13 Turboシリーズの大きな特徴は、OPPOが独自開発した「Storm Engine冷却システム」を採用している点です。内部には超薄型0.1mmブレードを備えたマイクロ遠心ファンが組み込まれ、最大回転数は18,000RPMに達します。これにより、空気流量が20%向上し、発熱を効率よく抑制することができます。

さらに、L字型の3mm超ショートエアダクト設計が空気抵抗を低減し、冷却効率を強化。13枚の不均等に配置された極薄冷却フィンも採用されており、一般的な冷却構造と比較して最大3倍の放熱性能を実現するとされています。また、アーク状のボルテックス・タン設計が10%の吸気効率アップをサポートし、冷却性能をさらに引き上げています。
パッシブ冷却とのハイブリッド構成も強化
K13 Turboシリーズはアクティブ冷却だけでなく、パッシブ冷却にも力を入れています。7,000mm²の超薄型ベイパーチャンバー(VC)、2,000W/m·Kの熱伝導グラファイトシート、そして10W/m·Kの熱伝導ゲルが搭載され、ハイパフォーマンス時でも安定した温度制御が可能となっています。

カラーラインナップと新機能「Turbo Breathing Light」
デザイン面では「Neon Turbo Design」と呼ばれるスタイリッシュな仕上がりが採用され、「シルバー・ナイト」「パープル・ファントム」「ミッドナイト・マーベリック」の3色が用意される予定です(※このうち、Proモデルが「ミッドナイト・マーベリック」と予想されています)。
さらに、背面には「Turbo Breathing Light」機能として2基の「Mist Shadow呼吸LED」を搭載し、8色に変化するダイナミックなライティングが視覚的なアクセントとして加わっています。
Dimensity 8450とSnapdragon 8s Gen 4を採用、Proモデルは約3.5万円前後に?
K13 Turboシリーズはすでに中国市場で先行発売されており、グローバル展開に向けて着実に準備が進められています。型番CPH2761の「K13 Turbo」と、CPH2731の「K13 Turbo Pro」はGoogle Play ConsoleやGeekbenchにも登場済みで、Dimensity 8450およびSnapdragon 8s Gen 4のチップセット搭載が確認されています。
メモリは最低でも8GB、OSはAndroid 15を標準搭載。特にProモデルに関しては、価格帯が35,000ルピー(約6万円)前後になると見られており、ミドルレンジながらもハイエンドに迫る性能が期待されています。