
サムスンが次期エントリーモデル「Galaxy A17」の公式レンダリング画像やスペック情報を公開しました。従来モデルからの進化点や新機能が明らかになり、超薄型ボディやAI機能の強化が大きな注目ポイントとなっています。
7.5mmの超薄型ボディに軽量化も実現
Galaxy Aシリーズは「薄さ」を重視したデザインが特徴ですが、A17ではさらにその路線が進化。前モデルA16の厚さ7.99mmから7.5mmへとスリム化され、重量も200gから192gへと軽量化が図られています。エントリーモデルながら持ちやすさと携帯性を両立した設計となっています。
6.7インチ AMOLEDディスプレイにGorilla Glass Victus採用
ディスプレイには6.7インチのSuper AMOLEDパネルを搭載し、リフレッシュレートは90Hzに対応。Appleがミドルレンジ以下では依然として60Hzに留まっていることを考えると、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。さらに画面保護にはGorilla Glass Victusが採用され、耐久性にも配慮されています。
SoCはExynos 1330を継続採用、最大2TBのmicroSD対応

心臓部となるプロセッサには、昨年のA16にも搭載されていたExynos 1330を引き続き採用。メモリとストレージは以下の構成が用意される予定です。
- 4GB/128GB
- 6GB/128GB
- 8GB/128GB
- 8GB/256GB
また、最大2TBまで対応するmicroSDカードスロットも健在で、ストレージ拡張性は申し分ありません。防水防塵性能はIP54等級に対応し、日常使いでの安心感も確保されています。
OIS対応の50MPメインカメラ、3眼構成は継続
カメラ構成は前モデルから大きな変更はなく、50MPメインカメラ、5MP超広角、2MPマクロという3眼構成が継続されます。ただし、今年はメインカメラに光学式手ブレ補正(OIS)が追加され、撮影時のブレを抑えたクリアな写真が期待できます。
5,000mAhバッテリー&25W充電器同梱(ヨーロッパ版)
バッテリーは5,000mAhの大容量を搭載し、25Wの急速充電にも対応。特筆すべきは、ヨーロッパ市場向けモデルには充電器が同梱される点です。昨今の「充電器別売り」トレンドに逆行する嬉しい仕様といえるでしょう。
Gemini統合のAI機能を搭載、OSアップデートは6回保証
ソフトウェア面ではAndroid 15ベースの「One UI 7」を初期搭載し、サムスンのAIアシスタント「Gemini」が電源ボタンから直接アクセス可能です。「Circle to Search」や「Cross App AI」など、AIによるスマートな操作支援機能も搭載されています。
さらに、サムスンはこのA17に対して6回のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートを約束しています。200ドル以下のエントリーモデルとしては異例の長期サポートが提供されるのも大きな魅力です。
発表は9月末〜10月か、Galaxy S25 FEの後に登場か

前モデルであるGalaxy A16は2024年10月に発表されており、今回のA17も同時期、Galaxy S25 FEの発表後に登場する可能性が高いと見られています。高コスパと長期サポートを武器に、A17はエントリー市場における新たなスタンダードとなりそうです。