「PlayStation 6」のスペックや性能が流出 ─ PS5の3倍の描画性能、2027年後半に登場か

ソニーの次世代ゲーム機「PlayStation 6(PS6)」について、信頼性の高いリーカー「Moore’s Law Is Dead(MLID)」氏が詳細なスペックやパフォーマンス、さらには発売時期に関する情報を公開しました。今回明らかになった内容によると、PS6はPS5と比べて大幅な性能向上を果たすと同時に、電力効率やコスト面にも配慮された設計になるようです。


APUは「Orion」チップ、Zen 6世代CPUとRDNA 5 GPUを搭載か

PS6には、AMDと共同開発中とされる「Orion」という名称のAPUが採用される見込みです。このチップはチップレット構造を採用し、製造プロセスは3nmになるとされています。CPU部分には、6コアのZen 6またはそれ以降のアーキテクチャが搭載される可能性があり、グラフィック面ではRDNA 5世代のGPUをベースに、最大48基のコンピュートユニット(CUs)と3GHz超のブーストクロックを実現するとのことです。

メモリ面でも進化が期待されており、192ビットのメモリバスとGDDR7メモリが搭載され、転送速度は32GT/sに達すると言われています。これにより、搭載メモリは24GBに増加し、PS5の16GB GDDR6から50%の容量アップが見込まれています。


省電力化とコスト削減も重視、PS5よりも軽量設計に

MLID氏によると、ソニーはPS6において「コスト管理」と「電力効率」を重要視しているとのこと。具体的には、Orion APUの消費電力(TBP)は160Wに抑えられており、これはPS5のAPU(Oberon)の180Wを下回ります。実際のゲームプレイ時においても、PS6はPS5(200W超)よりも消費電力を抑えられる可能性があるとされています。

そのため、販売価格もPS5 Proよりは低めに設定される可能性が高く、ユーザーにとっては嬉しいニュースとなりそうです。


最大3倍の描画性能とレイトレーシング強化、旧作互換にも対応

性能面に関して、PS6はPS5の約3倍のラスタライズ(描画)性能を持つとされており、レイトレーシングに関しても大幅な進化が予想されています。これにより、PS4およびPS5向けのタイトルを4K解像度かつ最大120fpsでプレイできるようになる見込みです。後方互換性が完全に確保されるという点も、ユーザーにとっては安心材料と言えるでしょう。


発売時期は2027年秋〜2028年初頭か

製品の量産開始は2027年半ば、正式な発売はその年の秋から翌年初頭にかけて行われる可能性が高いとされています。これは、PS5が2020年11月に発売されてから約7年ぶりのフルモデルチェンジになる計算です。

なお、今回の情報は2023年にAMDがソニー向けに実施したプレゼンテーションに基づくもので、そこから設計や構成が変更されている可能性もあります。たとえば、デスクトップ向けのRDNA 5ダイ(AT3やAT2など)を採用した場合は、48基以上のCUを搭載する可能性も残されています。


実機の発表まではさらなる変化の余地も

現時点で判明している情報は、あくまで開発初期段階のものであり、今後の設計変更や仕様調整によって最終製品は大きく変わる可能性があります。とはいえ、次世代機として十分すぎる性能を備えつつ、コストと消費電力のバランスにも配慮されたPS6の登場は、多くのゲームファンにとって大きな注目を集めることは間違いないでしょう。

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