サムスン、次世代「Z Fold」シリーズで画面内カメラ廃止か──Z Fold8はパンチホール採用の可能性

サムスンが長年にわたって「Galaxy Z Fold」シリーズで採用してきた画面内インカメラ(アンダーディスプレイカメラ)。しかし、来年登場する可能性のある次世代モデル「Galaxy Z Fold8」では、この技術が姿を消すかもしれません。

Z Fold7までは継続採用、しかし今後は方向転換か

この情報は、韓国の掲示板Naverにおいて著名リーカーのyeux1122氏が伝えたもので、サムスンがZ Fold7までは従来通り画面内カメラを搭載するものの、その次のモデルからは仕様変更がある可能性を示唆しています。

アンダーディスプレイカメラは、カメラの存在を極力目立たせないという観点で先進的な試みでしたが、サムスン内部ではこの技術の改善が難航している模様です。画質面だけでなく、コスト面や設計の複雑さも課題となっているようです。

実際には“見えている”カメラに限界も

サムスンのアンダーディスプレイカメラは、完全にディスプレイ下に隠れているわけではなく、角度や背景色によってはカメラの存在が見えてしまうケースも少なくありません。加えて、通常のパンチホール型カメラに比べて画質もやや劣るという評価が続いていました。

すでに他社製のフォルダブル端末ではほとんどがパンチホール方式を採用しており、サムスンだけが特殊な構造にこだわり続けていた状況でもありました。

Z Fold8は通常のカメラ穴付きディスプレイに?

サムスンが昨年韓国限定で販売した「Galaxy Z Fold Special Edition」においては、すでに画面内カメラではなく通常のパンチホール式カメラが採用されていました。このことも、サムスンが徐々にアンダーディスプレイカメラから距離を置き始めている兆候のひとつと捉えられています。

仮にZ Fold8がパンチホール型のインカメラを採用したとしても、ユーザーにとっては特に大きな違和感はないかもしれません。なぜなら、現行モデルでもカバーディスプレイ側にはすでにカメラ穴が存在しており、それと同様の構造が内側のメインディスプレイにも加わるだけだからです。

サムスンの判断が市場に与える影響とは

サムスンがアンダーディスプレイカメラから一旦撤退するという選択は、ある意味で現実的かつ合理的な判断とも言えるかもしれません。Appleが同様の技術導入を延期しているという噂もある中、技術の熟成を待ちながらも、完成度の高いユーザー体験を優先する姿勢が見えてきます。

Z Fold8がどのような姿で登場するのか、そして今後サムスンがアンダーディスプレイカメラをどう位置づけていくのか、その動向に注目が集まりそうです。

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