
Googleが毎年秋に発表してきたPixelシリーズに、大きな変化の兆しが見えています。今年の最新モデル「Pixel 10」シリーズは、例年よりもはるかに早いタイミングでお披露目される可能性が出てきました。
Pixelファン向け招待イベントが6月開催へ
注目を集めているのは、Googleが実施している「Pixel Superfans」向けのプログラムで送られた最新の招待メッセージです。このメッセージによると、6月27日に開催予定のPixel関連イベントに参加できるチャンスが、抽選で25名のスーパーファンに与えられるとのことです。

イベントの詳細は明かされていませんが、Googleが「Pixel 10」という名称を明記していないにもかかわらず、時期的にも内容的にもPixel 10シリーズのプレローンチイベントである可能性が高いと見られています。
例年より早い発表スケジュール?
昨年のPixel 9は8月に発表され、その前年までは10月が定番の発表時期でした。しかし、Android 16の正式リリースが6月初旬に予定されていることから、ハードウェアの登場もそれに合わせて前倒しされるのでは、という見方が強まっています。
もしこの予測通りであれば、Pixel 10は6月末から7月初旬にかけて正式発表される可能性があります。これはPixelシリーズの歴史の中でも異例の早さです。
Tensor G5はTSMC製に、性能面でも大きな進化か
Pixel 10シリーズのもうひとつの注目ポイントは、Google独自開発のチップセット「Tensor G5」がTSMCによって製造されると報じられている点です。これまでのTensorチップはSamsung製でしたが、今回の変更により、パフォーマンスや発熱、電力効率といった面で大きな改善が期待されているのです。
すでにPixelファンの間では、Android 16の完成度と合わせて、Pixel 10シリーズへの期待が高まっています。
Googleが本気でPixelシリーズのテコ入れを図っていることは明らかです。ソフトウェアの刷新とハードウェアの進化を両輪に、今年のPixel 10は過去最大級の注目を集めることになるかもしれません。発表時期やスペックの詳細は今後の正式発表を待つ必要がありますが、6月27日のイベントがその第一歩となることは間違いなさそうです。