
サムスンのフラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズ。特に2024年発売のGalaxy S24シリーズは、グローバル市場や国内SIMフリー版では最大7回のOSアップデートが保証されていることで注目を集めました。
しかし国内キャリア版、特にドコモモデルに関しては、実はこの「7回アップデート」が適用されない可能性が浮上しています。
サポート終了は2028年12月?Xユーザーが入手した驚きの情報
発端となったのは、X(旧Twitter)ユーザー@hamu_3nd氏による投稿。
同氏がドコモの公式チャットサポートに問い合わせたところ、Galaxy S24シリーズの修理およびソフトウェアアップデートの提供は2028年12月末で終了するという回答が返ってきたというのです。
実際に公開されたやり取りのスクリーンショットには、
「2028年12月末をもって、修理受付を終了予定です。
同時にバージョンアップ(ソフトウェア更新/機能バージョンアップ/OSバージョンアップ)の提供も終了予定でございます。」
と明記されています。
この情報が正しければ、ドコモ版Galaxy S24シリーズは発売からわずか約4年でOSアップデートが終了することになり、Android 18までしか更新されないということになります。これは、グローバル版や国内SIMフリー版がAndroid 21まで対応予定であることを考えると、大きな差です。

Galaxy S25シリーズも対象?Xperia 1 VIIと同等のサポート体制か
サムスンはS24シリーズ以降、公式に「7世代のOSアップデート+7年間のセキュリティアップデート」を保証する方針を打ち出しており、次世代のGalaxy S25シリーズも当然その方針に準じると見られています。
しかし、今回の情報が正しければ、国内キャリア版のGalaxy Sシリーズはこの恩恵を十分に受けられない可能性があるということになります。
今年、ソニーがXperia 1 VIIでOSアップデート回数を4回から5回に増やしたことが話題になりましたが、これと同等のレベルにとどまるということになれば、Galaxyの長期サポートに期待していた国内ユーザーには残念な知らせです。
なぜ「事前に告知されない」のか?ユーザーからは疑問の声も
今回の件について、SNS上では以下のような批判の声が相次いでいます。
- 「同じモデルなのにアップデート回数が違うのは納得いかない」
- 「せめて購入前に明確な説明がほしい」
- 「サポート終了の時期を聞かないと教えてくれないのは不誠実」
たしかに、グローバル版と国内キャリア版でサポート体制に差があることはある程度仕方がないとしても、その違いが公式に明言されず、ユーザーが問い合わせて初めて明らかになるという対応は、企業姿勢として疑問を持たれても仕方がないかもしれません。
今後、auやソフトバンクのGalaxyシリーズについても同様の対応が取られるのかどうか、注目が集まっています。国内キャリアには、ユーザーが安心して製品を選べるよう、透明性のある情報開示が求められています。長期的な製品サポートは、単なる付加価値ではなく、信頼の象徴となる時代です。