中国のスマートフォンメーカーOPPOが、最新フラッグシップモデル「Find X8シリーズ」を4月10日に正式発表します。シリーズには「Find X8s」「Find X8s+」そして最上位モデル「Find X8 Ultra」が含まれ、同時に「OPPO Pad 4 Pro」や「OPPO Watch X2 Mini」、完全ワイヤレスイヤホン「Enco Free 4」など、複数の新製品も登場予定です。

この発表に先立ち、「OPPO Find X8 Ultra」が中国の認証機関TENAAのデータベースに登場し、デザインや主要スペックの一部が明らかになりました。
標準版と衛星通信対応版の2モデル展開に
今回TENAAに掲載されたのは「Find X8 Ultra」の標準モデルとされる「PKJ110」で、もう一つの「PKU110」は衛星通信機能を備えたバージョンになるようです。TENAAに登録された内容から、ディスプレイ、カメラ、処理性能など、多くの注目ポイントが判明しています。

大画面&高解像度ディスプレイを搭載
本機は6.82インチのAMOLEDディスプレイを採用し、解像度は3168×1440ピクセル。色表現力も優れており、10億色超の表示に対応しています。筐体サイズは163.09×76.8×8.78mm、重量は226gで、比較的大型かつしっかりとした作りになっています。
Snapdragon 8 Elite搭載か、最大1TBストレージまで対応
CPUは4.35GHz駆動のプロセッサを採用しており、現時点では「Snapdragon 8 Elite」である可能性が高いと見られています。メモリ構成は12GBまたは16GB、ストレージは256GBから最大1TBまでラインアップ。ハイエンド機にふさわしいスペックが揃っています。
バッテリーは2セル構成で、ひとつは2985mAhと記載されていますが、合計容量は6100mAhとされており、長時間の駆動が期待できます。
カメラはHasselblad監修、1インチセンサー&デュアル潜望鏡レンズも搭載
背面カメラは50MPのセンサーを4基と2MPのセンサー1基の構成。さらに、前面には32MPのセルフィーカメラが搭載されます。特筆すべきは、スウェーデンの老舗カメラメーカー「Hasselblad(ハッセルブラッド)」との共同開発によるポートレート夜景撮影機能で、プロフェッショナルな仕上がりを目指しています。
また、望遠撮影に強いデュアルのペリスコープ(潜望鏡)レンズも搭載。業界初となる「Ultra-Crystalline Blue Glass(超結晶ブルーガラス)」を採用し、赤外線の遮断効率が従来比で81%向上するなど、撮影体験に革新をもたらす要素が随所に詰まっています。
さらに、1インチサイズの超大型イメージセンサーも搭載しており、これまでのスマートフォンでは得られなかったようなダイナミックな写真表現が可能になると期待されています。
センサー類・認証機能も充実、ホワイトカラーも登場
Find X8 Ultraには重力センサー、近接センサー、環境光センサー、顔認証、画面内指紋認証など、日常使いに役立つセンサー類がフル搭載。認証のスピードや精度も大幅に向上していると見られます。
カラーバリエーションにはホワイトモデルが含まれており、高級感と清潔感を両立したデザインが印象的です。
Android 15ベースのColorOS 15を採用
ソフトウェア面では、Android 15をベースにした「ColorOS 15」が採用されます。最新のOSによるスムーズな操作性と、OPPO独自の機能が融合し、使い勝手にも抜かりはありません。
新製品発表会に期待が高まる
OPPOは4月10日にFind X8シリーズを含む複数の新製品を発表予定です。すでにリークや認証情報からは高い完成度がうかがえ、特にFind X8 Ultraはフラッグシップ市場での存在感を大いに高める1台となりそうです。
正式発表では、これらのスペックに加え、価格や発売時期などの詳細も明らかになる見込みです。今後の動向に注目です。