Xperia 1 VIIにはLidarセンサー搭載?カメラ周辺の「謎の丸部分」や「3つの穴」が話題に

2025年に登場予定のソニーの新型フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」について、レンダリング画像がリークされたことにより、Redditユーザーの間である“予想”が盛り上がっています。話題の中心は、カメラモジュール付近に確認された3つの小さな穴と、LEDフラッシュの隣にある謎の丸いセンサーのような構造についてです。

カメラユニットに3つの穴、その役割は?

レンダリング画像を見る限り、Xperia 1 VIIの背面カメラモジュールには、従来モデルにはなかった特徴的な3つの小さな穴が並んでいます。これに対し、一部のユーザーは「マイクではないか」との推測をしています。

最上部にある楕円形の穴については、「サイズ的にレーザーオートフォーカス用ではない」として、動画撮影時の高精度な音声収録に使われるメインマイクの可能性が高いとの見方が有力です。形状が楕円形である理由については、すべてが円形だとバランスが悪く見えるため、あえてデザイン面で変化をつけたのではないかという意見も出ています。

また、残る2つの穴もマイクである可能性があり、複数マイクを活用した「3D録音」や、被写体の音だけをクリアに拾う「オーディオズーム」のような機能に使われるのではないかと考えられています。特に望遠カメラと組み合わせることで、遠くの音源だけをピンポイントで録音するような応用も期待されています。

フラッシュ横の“丸いボッチ”はLidarセンサー?

さらに注目を集めているのが、LEDフラッシュの隣にあるグレーの丸い構造です。これについては、Lidarセンサーまたはカラーセンサースペクトラムである可能性が挙げられています。

Lidar(ライダー)とは「Light Detection and Ranging」の略で、光(レーザー)を使って物体までの距離や形状を正確に測定する技術です。iPhone Proシリーズにも搭載されており、被写体の深度情報を高精度に把握することで、ポートレート撮影やARアプリの精度を飛躍的に高める役割を果たしています。

Xperiaシリーズでは過去のモデルで一時的にToFが搭載されたこともありましたが、最近は省かれているため、類似機能としてLidarrセンサー復活する可能性も否定はできません。
一方で、最近のGoogle Pixelシリーズが日本国内で人気を拡大していることもあり、Pixel 8 Proなどに搭載されている温度センサーのような新機能が影響して、Xperiaでも同様のセンサーが追加される可能性も考えられます。

進化する望遠とボケ効果の融合に期待

もしこのグレーのセンサーが本当にLidarであれば、特に背景のぼかし(ボケ)機能の精度向上が期待できます。ソニーはこれまでも可変式の望遠レンズを搭載するなど、他社にはないアプローチを続けてきましたが、Lidarと連携することで、より自然で立体感のあるポートレート撮影が可能になるかもしれません。

ただし、ユーザーの間では「ハードウェアは優秀だが、ソフトウェアの完成度が追いつかない」という意見も根強く、ソニーが新機能を最大限に活かすためのチューニングができるかどうかも、注目ポイントになりそうです。


Xperia 1 VIIの登場が近づく中、カメラまわりの“謎”はますます関心を集めています。Lidarをはじめとする新たなセンサーがどのように機能し、撮影体験をどう進化させていくのか。正式発表が待たれるばかりです。

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XperiaXperia 1 VII
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