Pixelスマホ、最新アプデでGPU性能が大幅向上していたことが判明!最大6割のアップ

Google Pixelシリーズが、最新のAndroidアップデートによってGPU性能の大幅な向上を果たした可能性が浮上しています。複数のユーザーがベンチマークスコアの向上を報告しており、その背景には最新のGPUドライバーの導入があると考えられます。実際にどの程度の改善が見られるのか、詳しく見ていきましょう。


PixelスマホのGPU性能が大幅向上?

Redditの「/r/Pixel_Phones」コミュニティでは、Android 16ベータ版をインストールしたPixelスマホでGeekbench 6のGPUスコアが大幅に向上しているという報告が相次いでいます。特にVulkan APIのベンチマークで顕著な改善が見られ、これまでのPixelシリーズの平均スコアと比較すると、以下のような伸びを示しているとのこと。

Reddit上の報告などによると:

  • Pixel 7a:62%向上
  • Pixel 8:31%向上
  • Pixel 9:32%向上

これらの数値からも、Pixelシリーズ全体でGPU性能が向上していることがわかります。

当サイトでもPixel 7aのGeekbench GPUスコアをチェックしてみたところ、確かに1月と3月ではスコアに大きな差が出ているのが分かります。


Android 16だけでなく、Android 15でも改善を確認

一部のユーザーは、このGPU性能の向上がAndroid 16に起因すると考えていました。しかし、最新の安定版であるAndroid 15の最新アップデートでもスコアの向上が確認されています。

Android 15 QPR2(Quarterly Platform Release 2)を搭載したPixel 6aでベンチマークを実施したところ、Geekbench 6のGPUスコアが約23%向上したとのことで、これはPixel 9 Proを上回る結果となりました。

このことからも、Android 16特有の変更ではなく、Googleが最近のアップデートでGPUドライバーを更新したことが影響している可能性が高いと考えられます。


最新GPUドライバーが性能向上の鍵か

GoogleのTensorチップを搭載するPixelスマホは、ArmのMali GPUを使用しています。ただし、Pixelの出荷時には最新のGPUドライバーがインストールされていないことが多く、定期的なアップデートで改善が行われています。

たとえば、Android 15のリリース時点でのGPUドライバーバージョンは「r48p0」でしたが、その後の四半期ごとのアップデート(QPR)で「r51p0」や「r52p0」といった新バージョンが導入されています。このアップデートが、今回のGPU性能向上につながっていると考えられます。

以下は、各Tensor世代のPixelスマホにおけるGPUドライバーの更新履歴です。

AndroidバージョンTensor G1Tensor G2Tensor G3Tensor G4
Android 15r48p0r48p0r48p0r47p0
Android 15 QPR1r49p0r49p0r49p0r49p0
Android 15 QPR2r51p0r51p0r51p0r51p0
Android 16 (Beta 3)r52p0r52p0r52p0r52p0

ベンチマーク結果は実際のパフォーマンス向上を示すのか?

ベンチマークスコアの向上が必ずしも実際の使用感に直結するとは限りません。しかし、Geekbench 6のGPUテストは、機械学習やコンピュータビジョンといった実際のアプリケーションでの処理性能を測定する仕組みを採用しています。そのため、特にVulkan APIを利用するアプリでは、グラフィック処理の高速化や安定性向上が期待できるでしょう。

今後のアップデートで、どのアプリやゲームがこの改善の恩恵を受けるのか、さらなる検証が求められます。Pixelシリーズのパフォーマンス向上に期待が高まる中、Googleの今後のアップデートにも注目していきたいところです。

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AndroidスマホのベンチマークスコアPixel
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