ASUS Zenfone 12 UltraがAndroid 16ベータ版に対応開始

― ただし一度導入するとAndroid 15には戻れないので注意

ASUSが最新フラッグシップスマートフォン「Zenfone 12 Ultra」に向けて、Android 16のベータプログラムをスタートしました。すでに安定版Android 16が公開されていることもあり、サムスンやOnePlusといったメーカーが次々にベータテストを展開している中、ASUSもその流れに加わった形です。

すべてのZenfone 12 Ultraが対象

今回のベータテストは、販売地域を問わずすべてのZenfone 12 Ultraユーザーが参加可能です。
参加方法は端末の「設定」→「システム」→「システムアップデート」に進み、歯車アイコンから「Androidプレビュープログラムに登録」を選択。その後、ASUSアカウントの作成と申請フォームの入力が必要になります。

導入後は後戻りできない

注意すべきは、一度Android 16ベータをインストールすると、原則としてAndroid 15に戻すことができない点です。どうしても戻す場合は、端末を完全に初期化してファームウェアを手動で再インストールする必要があります。つまり、ベータ特有の不具合や動作の不安定さには正式版が配布されるまで付き合う覚悟が必要です。

過去モデルへの展開は未定

現時点ではZenfone 12 Ultra以外の機種に関する言及はありません。ただし昨年は、Zenfone 11 Ultraが先行してAndroid 15ベータを受け取り、その後にZenfone 10も対象に加わった経緯があります。そのため、今後数か月のうちに旧モデルへ拡大される可能性もありそうです。

UIはほぼ素のAndroidに近い構成

ASUSのZenfoneシリーズは、ロック画面や常時表示ディスプレイのカスタマイズといった最小限の機能追加を除けば、ほぼピュアAndroidに近いUIを採用しています。したがって、今回のベータ版でも新機能は多くないとみられます。一方、ROG Phoneシリーズについては異なるUIが採用されており、こちらのAndroid 16ベータ開始は数か月遅れるのが通例です。

今後の展望

Android 16の普及が加速する中で、各メーカーのカスタムUI対応が順次進む見込みです。Zenfone 12 Ultraユーザーにとってはいち早く新OSを体験できるチャンスですが、日常利用に支障をきたす可能性もあるため、参加は慎重に検討する必要がありそうです。

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Android 16Asus Zenfone/ROG Phone
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