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Samsungのフラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズのUltraモデルに採用されている反射防止コーティングが、折りたたみスマホ「Galaxy Z」シリーズにも導入される可能性が浮上しています。これまでGalaxy S24 UltraやGalaxy S25 Ultraなどのハイエンドモデルに限定されていたこの技術が、ついにフォルダブル端末にも展開されるかもしれません。
Samsungの2025年フォルダブルラインナップ
Samsungの折りたたみスマホに詳しい情報を発信するPandaFlashProによると、同社は2025年に4種類のフォルダブルスマホを投入する予定です。そのラインナップは以下の通りです。
- Galaxy Z Flip7
- Galaxy Z Flip FE(Fan Edition)
- Galaxy Z Fold7
- Galaxy G Fold(トライフォールド)
Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Fold7は従来の価格帯を維持し、依然として高価格帯のスマートフォンになると予想されています。一方で、Galaxy G Foldはトライフォールド機構を採用することで、より高額になる可能性が高いです。参考までに、HuaweiのMate Xシリーズの最新モデルは3,499ユーロ(約55万円)で販売されており、Galaxy G Foldもこれに近い価格設定になると考えられます。
対照的に、Galaxy Z Flip FEは、Samsungのフォルダブル端末の価格を抑えたモデルとなる見込みですが、具体的にどの程度の価格設定になるのかはまだ明らかではありません。
フォルダブルスマホへの反射防止コーティング導入
Samsungのフォルダブルスマホは、これまでGalaxy S Ultraシリーズに搭載されているような最先端技術の一部が省かれてきました。例えば、Galaxy S25 Ultraには高速充電技術や高性能カメラが搭載されていますが、折りたたみスマホのGalaxy Z Fold6には同等の機能が搭載されていません。
特に、Galaxy S25 Ultraに採用されている反射防止コーティングは、画面の映り込みを大幅に軽減することで、屋外や強い光の下でも視認性を向上させる優れた技術です。このコーティングがSamsungのフォルダブル端末にも適用されることで、ユーザー体験が向上することが期待されます。
新たなガラス技術の試験が進行中
PandaFlashProによると、Samsungは現在、折りたたみスマホ向けに新しい反射防止コーティングをテスト中とのことです。この技術は、新たなフレキシブルガラスと組み合わせてプロトタイプ段階にあるとされています。ただし、このガラスが従来の「Ultra Thin Glass(UTG)」なのか、新たに開発された「Ultra Flexible Glass(UFG)」なのかは不明です。
ディスプレイ技術の専門家Ross Young氏によると、UFGはUTGと比較して厚みが異なり、折り目部分が薄く、それ以外の部分が厚くなる構造を持っています。これにより、傷に対する耐性や耐久性が向上し、折り目の目立ちにくさも改善される可能性があります。
反射防止コーティングの導入時期は?
現時点では、この新技術が実際に市場に投入される具体的な時期についての詳細は明らかになっていません。ただし、PandaFlashProの情報では、2025年内にもこの技術が導入される可能性があるとのことです。もし実現すれば、Galaxy Z Flip7やGalaxy Z Fold7の発表と同時に、Samsungの折りたたみスマホのディスプレイ品質が大幅に向上することになるでしょう。