
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」で発生している再起動ループや電源が入らなくなる“文鎮化”問題。ソニーは2025年7月16日、ついに不具合の原因が特定され、一部製造ロットにおける基板不良によるものだったと発表しました。これに伴い、対象端末については無償交換が正式に決定されています。
修理済み端末でも再発報告が多数
ただし、今回の公式対応が決まる以前に、すでに不具合を理由に端末を修理に出したというユーザーも多く存在しています。そうしたケースでは多くが「基板交換」の処置を受けており、当時はまだ原因が特定されていなかったため、「修理しても再発するのでは」と懸念されていました。
実際、当サイトがX(旧Twitter)上で実施したアンケート結果から、驚くべき傾向が見えてきました。
「3台に1台が再発」? 修理後のユーザーからの声
「Xperia 1 VIIで文鎮化不具合に遭遇し修理に出した方に質問です。修理後に文鎮化が再発したという方はいますか?」という質問に対して、約350件の回答が集まりました。
- 再発した:15.9%
- 再発していない:32%
- まだ修理中:52.2%
一見すると再発率は控えめに見えるかもしれませんが、すでに修理端末が手元に戻っているユーザーに限定すると、およそ3台に1台(33%)が再発している計算になります。これは決して無視できない数値です。
また、このアンケートはあくまで「現時点で」の結果であり、今は問題が起きていなくても、今後再発する可能性が残っていることにも注意が必要です。
今後修理される端末には期待も
とはいえ、今回ようやく不具合の根本原因が特定されたことにより、現在修理中の端末については再発の可能性が大幅に下がると見られています。ソニー側でも対策済みの基板での交換を進めていると思われ、今後同様の不具合が繰り返されるリスクは低くなるでしょう。
しかし、すでに修理済みで「今は使えている」という端末については、旧対策のままである可能性があるため、ユーザー自身での対応が求められます。
修理済みユーザーも無償交換対象かを確認を
現時点で修理済みのXperia 1 VIIを使用している方も、ソニーの公式サイトでIMEI番号を入力して、無償交換の対象になっているかを必ず確認しておくことをおすすめします。
特に、購入元がキャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)の場合は、キャリアに直接問い合わせることで対応方法を案内してもらえる可能性があります。
Xperia 1 VIIを安心して使い続けるためにも、再発リスクを軽視せず、早めの確認と対応を心がけたいところです。