
Honorや他社が次々と大型バッテリーを投入、次の標準は「10,000mAh」か
急速に拡大するスマホのバッテリー容量
2025年は、スマートフォンのバッテリー進化において転換点となる年でした。これまでゲーミングやアウトドア向けの「タフネススマホ」だけの特徴だった大容量バッテリーが、ついに一般的なミッドレンジモデルにも搭載されるようになったのです。
その代表格が、Honorの「X70」。なんと8,300mAhという超大容量バッテリーを搭載し、18時間連続で画面表示が可能という驚異的な性能を実現しています。
他メーカーも追随、7000mAhが新たなスタンダードに?
Honorだけではなく、OnePlusやiQOO、Xiaomiといった主要メーカーもバッテリーの大型化に本腰を入れ始めており、2025年末までに一部のフラッグシップ機で7,000mAh台が標準化する可能性が高いと見られています。
かつて6,000mAhが大容量の目安とされていた時代からすれば、大きな進化です。
2026年には10,000mAhスマホが登場か
こうした流れを受け、著名リーカーの「Digital Chat Station」は、「2026年前半には10,000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンの開発が始まる」との情報を発信しています。しかもそのモデルはハイエンドではなく、一般向けのミッドレンジ機になる可能性が高いとのこと。

これが事実であれば、バッテリー容量が5桁に到達する初の“普通のスマホ”が市場に登場するという、業界の大きな転換点になるかもしれません。
「大容量+スリム+高速充電」の時代へ
HonorのX70は大容量でありながら、ワイヤレスによる急速充電にも対応しており、さらに端末自体も意外なほど薄型に仕上がっています。こうした“妥協なき設計”が、今後のスタンダードになる可能性は十分にあります。
もし1万mAhクラスのスマホでも同様の薄さや高速充電が実現できるなら、ユーザーの充電ストレスは大きく軽減されるでしょう。充電頻度が減ることで、ライフスタイル全体にも変化が起きるかもしれません。
バッテリーの常識が変わる日も近い
これまで「スマホの電池は1日持てばOK」という常識がありましたが、その常識自体が塗り替えられようとしています。2026年には、2日~3日使ってもバッテリーが切れないスマホが“普通”になる時代が来るのかもしれません。
現在進行中のこのバッテリー進化競争、今後も業界の注目を集めることは間違いなさそうです。