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スマートフォン市場において折りたたみ式(フォルダブル)端末の人気が高まる中、ソニーもついにこの分野に参入するのではないかという噂が再燃しています。その発端となったのが、有名リーカーであるEvan Blass氏のX(旧Twitter)への投稿です。
同氏が投稿したのは「Xperia Fold」と思われるスマートフォンの画像。しかし、よく見るとこの端末、いくつか不自然な点があるのです。
AI生成による“出来の悪い”レンダリング画像
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問題の画像をよく確認すると、「Xperia」のロゴが「PERIA」になっていたり、端末のデザインが不自然だったりと、どうやらAIによって生成されたもののようです。近年、生成AIの進化により、さまざまな架空のスマートフォン画像が出回っていますが、今回のように品質に違和感があるものも少なくありません。
そのため、この画像自体が正式なリーク情報ではないことが確実なのですが、ここで気になるのが「なぜEvan Blass氏がこの画像を投稿したのか?」という点です。
信頼性の高いリーカーの動向が意味するもの
Evan Blass氏といえば、これまで数々のXperiaのリーク情報を正確に提供してきた実績のある人物です。そんな彼が、たとえAI生成とはいえフォルダブルXperiaの画像を投稿したことで、「もしかして何か裏付けがあるのでは?」という憶測が広がっています。
これまでソニーのフォルダブルスマートフォンに関する具体的な情報はほとんどなく、一部では「Xperia Fold」「Xperia F」といった仮称が噂される程度でした。しかし、この投稿をきっかけに、ソニーが近い将来フォルダブル端末を発表するのではないかという期待が高まっています。
また、過去の投稿をみたところ、同氏が想像上の実在しない端末の画像を投稿したケース、というのは見つからず、この点からも今回の「Xperia F」の画像投稿の意図は気になります。
現状のXperiaラインナップとの矛盾?
一方で、2025年に登場すると見られる新型Xperiaは、現在確認されている「PM-150x-BV」というモデル番号の1機種のみです。もしこの情報が正しければ、2025年のXperiaラインナップは「Xperia 1 VII」のみに絞られる可能性があり、新たなカテゴリのフォルダブル端末が加わる余地は少ないかもしれません。
また、ソニーのモバイル部門はここ数年、製品ラインを縮小し、限られたリソースをフラッグシップモデルに集中させる戦略を取っています。そんな状況の中でフォルダブル端末を投入するだけの余裕があるのかも疑問視されています。
それでも期待せずにはいられない
今回の画像はAIによる“フェイク”である可能性が高いものの、Evan Blass氏が投稿したことで話題となり、多くのユーザーが「ソニーのフォルダブルスマホ」を期待するようになりました。
現時点では憶測の域を出ませんが、今後の追加情報に注目したいところです。果たして、ソニーが折りたたみ式Xperiaを本当に開発しているのか——その答えが明らかになる日を楽しみに待ちましょう。