iPhone 7シリーズの「音声不具合問題」で最大350ドルの補償が確定

2016年から2017年に発売されたiPhone 7iPhone 7 Plus。当時は高い評価を受けた両モデルですが、一部ユーザーの間で発生した「Loop Disease(ループ病)」と呼ばれる音声不具合が長年にわたり問題視されていました。

そんな騒動もついに終結を迎え、問題の影響を受けたユーザーに最大350ドルの補償金が支払われています。この補償は、合計3500万ドル規模の集団訴訟の一環として行われているものです。


「Loop Disease」とは?

Loop Diseaseは、iPhone 7シリーズで発生した音声関連の不具合の通称です。
この問題は、特定の部分に圧力がかかることで音声品質が劣化し、通話や音声機能が正常に動作しなくなるというものでした。当時は修理を余儀なくされるユーザーも多く、Appleに対して集団訴訟が起こされました。


補償内容と訴訟の経緯

今回の集団訴訟はすでに昨年承認されており、補償の支払いが順次行われています。
具体的な補償額は以下の通りです。

  • 修理費用を支払ったユーザー:最大350ドル
  • その他の対象ユーザー:およそ200ドル

Appleは今回の訴訟に対し、責任や過失を認めることなく和解金を支払うことで合意しました。ただし、この補償は昨年の夏までに申請を行ったユーザーのみが対象です。


補償の内訳と過去の事例

なお、3500万ドルの和解金の多くは訴訟を起こした弁護士費用に充てられることが明らかになっていますが、それでも問題を抱えていたユーザーにとっては2025年に数百ドルを受け取れるのは嬉しい結果と言えます。

ちなみに、Appleが集団訴訟に直面したのはこれが初めてではありません。昨年秋には、MacBookのバタフライキーボード問題でも集団訴訟の和解が成立し、該当するユーザーに補償金が支払われています。

ソース

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