
ソニーが、ワイヤレスオーディオ製品「WH-1000XM6」と「WF-1000XM5」に対して、新たなソフトウェアアップデートをグローバルで配信開始しました。今回のアップデートは、ユーザーからの要望が多かった機能改善を含んでいます。ただし、なぜか一世代前の「WH-1000XM5」は対象外となっています。
アップデート内容:低遅延モードや音声通話機能の拡張など
新しいファームウェアは、「WF-1000XM5」がバージョン5.0.2、「WH-1000XM6」がバージョン2.0.2となっており、以下のような機能改善が含まれています。
- Apple MusicやYouTube Musicとの連携強化:クイックアクセス機能とシーンに応じたリスニングモードがよりスムーズに動作
- Bluetooth接続方式の選択肢追加:音質優先、安定接続優先に加え、新たに低遅延接続モードが選択可能に
- 音声通話中の自分の声の取り込み:すべてのアンビエントサウンドモードで「自分の声を通話中に取り込む」機能が使用可能に
- システムセキュリティの強化
- 全体的なパフォーマンス向上
WH-1000XM6にはさらに独自の新機能も
「WH-1000XM6」には、さらに以下の新機能が追加されています:
- USB Type-C端子の水濡れ検知機能:端子に水分が検出されると警告が表示されるように
- 音声操作対応言語の拡張:フランス語、ドイツ語、スペイン語に対応
これにより、日常的な利便性と海外での使用にも配慮した仕様となっています。
アップデート方法と注意点
いずれの機種も、アップデートは専用アプリ「Headphones Connect」経由で実施する必要があります。アップデートには最大で1時間程度かかる可能性があり、その間は機器を充電中ではない状態にしておく必要があります。
詳細な手順や注意点については、ソニーの公式サポートページをご確認ください。
新旧モデルの扱いに注目集まる
今回のアップデートでは、なぜか「WH-1000XM5」が対象外となっており、ユーザーの間では不満の声も上がっています。一方で、「WF-1000XM5」は年内にも後継機が登場すると噂されており、今回のアップデートが現行モデルとしての集大成となる可能性もあります。
ハイエンドオーディオ製品として高い評価を受けてきた1000Xシリーズ。最新アップデートにより、さらなる完成度と使い勝手の向上が期待されます。