Googleが新しいAIモードを内部テストしていることが分かりました。このAIモードは、会話形式で検索ができる新機能で、ユーザーがより複雑な質問やオープンエンドな検索を簡単に行えるよう設計されています。内部メールのリーク情報から、その具体的な動作や特徴が少しずつ明らかになっています。
AIモードとは?
AIモードは、Googleが開発したGemini 2.0というカスタムAIを搭載した次世代の検索機能です。これにより、単なるキーワード検索にとどまらず、高度な推論と思考能力を活用して、ユーザーの質問により深く対応できるようになります。
さらに、AIモードでは「後から追い質問」が可能なため、検索結果を絞り込んだり、関連情報を追加で取得することが簡単にできるようになります。リークされた画像からも、このモードがどんな使い方に向いているかが見て取れます。
こんな質問がAIモード向き
Googleの内部テスト用メールには、次のような質問例が紹介されています:
- 「6人の大人と10人の子供にパスタをふるまい、さらにおかわりも用意するには何箱のスパゲッティが必要?」
- 「ウール、ダウン、化繊ジャケットの断熱性、防水性、耐久性を比較」
- 「アクアスケープを始めるには何が必要?」 → 追い質問:「近くで道具が買える店は?」
このように、AIモードは単純な検索を超え、より実用的なアドバイスや比較が求められるシチュエーションに特に役立ちそうです。
新しい検索体験を提供するUI
AIモードのデスクトップ版では、従来の「画像」「ニュース」「ショッピング」といったフィルターに加え、「AIモード」のボタンが追加されます。これを選択すると、チャット形式のインターフェースが現れ、検索結果と関連リンクが見やすく整理されて表示される仕様です。さらに、画面下部のテキストボックスから追い質問が可能とのこと。
モバイル版についても同様の機能がテストされているようですが、現時点では詳細なUIのスクリーンショットは公開されていません。
リリースはそう遠くない?
Googleは現在、社員向けのテスト(ドッグフーディング)を実施中。このテストが順調に進めば、近いうちにベータ版が一般公開される可能性が高いでしょう。
Geminiを活用したAI検索がどれほど便利になるのか、正式リリースが待ち遠しいところです!