Xperia 1 Vの価格ダウンは微々たるもの? 2つのセンサー以外に「コストカットなし」とのリーク

ソニーの2023年前半Xperiaラインナップとして注目される「Xperia 1 V」。

早ければ来月中にも発表される可能性があると言われていますが、今のところ公式な新製品発表予告などはなく、少なくとも来月前半の発表ということはなさそうです。

そんなXperia 1 Vですが、今回、その「価格」関する少し興味深い新情報がでてきました。

Xperia 1 IV→Xperia 1 Vの価格ダウンは微々たるもの?

As you know, the ToF sensor and RGB-IR color sensor will be eliminated in the next Xperia. But I have confirmed that there are no other hardware parts that will be cut other than these. So if we are talking in terms of component costs, the price of Xperia 1 V will only be reduced by 1-2% at most.

ご存知のように次期XperiaではToFセンサーとRGB-IRカラーセンサーが廃止されます。ただ、これ以外にハード的に削られる部分はないことを確認しました。よって、部品代という点でいうのならば、Xperia 1 Vの価格は最大でも1~2%くらいしか安くなりません。

reddit より

Xperia 1 Vではリーク済みの実機画像やレンダリング画像などからToFセンサーとRGB-IRカラーセンサーが廃止される可能性が高いといわれており、今回の情報は改めてそれを裏付けているといえます。

一方で、興味深いのはこのXperia 1 Vではこれら2つのセンサー廃止という点以外、ハード面でコストカットに繋がるようなダウングレードはない、という点。

その結果、「材料費」という視点だけでみるのであれば、これらの廃止されるセンサーのコンポーネント分、1~2%しかXperia 1 Vの価格は下がらない、ということ。

ToFセンサーとRGB-IRカラーセンサーといった補助的な役目をするセンサーの生産・調達にどの程度のコストがかかるのかは分かりません。

ただ、iPhoneなどの部品コスト推定などを見ている、カメラコンポーネントのコストは製造コスト全体の5~10%といった印象。
よって、補助センサーの全体の生産コストに占める割合が製品価格の1~2%というのは妥当な線ではないかと思います。

もちろん、これ以外にも利益マージンのカットや他のコンポーネントの調達コストを下げることができればそれを販売価格に反映させることも不可能ではないと思います。
が、ソニーがそこまでしてプレミアム・フラッグシップの価格引下げに尽力するとは思えません。

また、この程度のコスト引き下げは他のカメラセンサーやディスプレイ、チップセットやRAM、ストレージなどの調達コストの上下で消し飛んでしまうような気も。

今回の情報からすると、Xperia 1 Vの大まかな価格は基本的には前モデルと大きく変わらず、良くても数パーセントの価格ダウンくらい、というのが現実的なところではないでしょうか。

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