ソニーが先日発表した新型Xperia、Xperia 1 IV。
今のところ、国内キャリア版での最安はドコモ版のSO-51Cとなっていますが、それでも価格は約19万円。私のような庶民が購入するには相当な勇気がいる価格設定です。
一方、Xperia 1 IVの価格については正式発表前には20万円超えの可能性すら噂されていたので、それと比べればまだマシといった感じですが、前モデルから大幅アップしている点は変わらず。
そんな毎世代価格アップされている「プレミアム」フラッグシップのXperia 1シリーズですが、初代Xperia 1からどの程度価格が変化しているのか、そして他モデルと比べてその変化の幅はどうなのか、という点が気になりました。
Xperia 1、5、Galaxy Sシリーズの価格推移(ドコモ版)
Xperia 1 シリーズ | Xperia 5 シリーズ | Galaxy S シリーズ | Galaxy S + シリーズ | Galaxy S Ultra・Note シリーズ | |
2019 | Xperia 1 103,032円 | Xperia 5 87,912円 | Galaxy S10 89,424円 | Galaxy S10+ 101,088円 | Galaxy Note 10+ 121,176円 |
2020 | Xperia 1 II 123,552円 | Xperia 5 II 99,000円 | Galaxy S20 102,960円 | Galaxy S20+ 111,480円 | Galaxy Note 20 Ultra 14万5728円 |
2021 | Xperia 1 III 154,440円 | Xperia 5 III 113,256円 | Galaxy S21 99,792円 | 販売なし | Galaxy S21 Ultra 151,272円 |
2022 | Xperia 1 IV 190,872円 | Xperia 5 IV ??????円 | Galaxy S22 127,512円 | 販売なし | Galaxy S22 Ultra 183,744円 |
ご覧のように、Xperia 1シリーズの価格は初代Xperia 1からXperia 1 IVで約9万円の価格アップ。つまり、ほぼ2倍になっているという事になります。
9万円、と言えば相当な額で、中国系メーカーのものであれば十分フラッグシップがもう1台買えてしまう額です。
一方、ライバル機種とされるGalaxy Sシリーズですが、無印のS10→S22の価格は4世代で1.4倍程度にしかなっていません。
また、最近ではXperia 1 IVと「同クラス」といわれるUltraシリーズ。
ドコモでの取り扱いはまだ2世代だけですが、当初Xperia 1より高かったNoteシリーズを同等とみなしても、価格の上昇幅はXperia 1→Xperia 1 IVより小さく、また今回で完全に価格が逆転してしまっているのが分かります。
さらに同じXperia同士で比べた場合、Xperia 5 IVはまだ存在しませんが、Xperia 5→Xperia 5 IIIまでの価格上昇は29%程度。
一方、Xperia 1→Xperia 1 IIIではこの時点ですでに50%の価格アップとなっており、やはりXperia 1シリーズの価格上昇率は異常に高い、と言わざるえません。
ちなみに今回のXperia 1 IVの価格、海外でも7~8%のアップとなっていますが、国内版ほどではありません。
一方、Galaxy S22シリーズの海外での価格は基本据え置きでしたが、やはり国内版は2割程度上昇。
これについては為替レートの変動(円安)の影響が大きいと考えられます。
ただ、Xperia 1 IVは結局事前リークにあった48MPセンサーの搭載もなく、少なくともカメラ周りのハード的なアップグレードはそれほど大幅なものではありませんでした。
それにもかかわらず、Galaxy S22シリーズ以上の値上げ幅、というのはやはり少し納得が行かない部分があります。
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