ソニーの新型Xperiaフラッグシップ、Xperia 1 IV。
来月初旬のリリースを前に、すでに複数のメディアがハンズオンやレビュー記事を掲載していますが、今回、GSMArenaがすでにXperia 1 IVのカメラで撮影した作画も掲載。
同サイトでは同じ被写体の画像を他のモデルで撮影したもの比較が可能なウェブツールも用意されており、これによる前モデルのXperia 1 IIIとの比較で少し気になる点が発見されました。
以下は上の黄緑色の枠で囲まれたエリアを拡大表示したもの。
色合いも結構異なりますが、これは露出の違いによるとこともあると思われます。
それよりも気になるのはディテールの再現性で筆先をみると明らかにXperia 1 IIIで撮影したものの方が細部まできれいに表現されており、Xperia 1 IVは細部がつぶれている、あるいは若干ピントがぼけているのが分かります。
ところがこれ、拡大部を筆の持ち手の方、つまり左方向に移動すると:
ここではXperia 1 IVの方が明らかに筆の持ち手がシャープに再現されており、先の筆先とは状況が逆転しています。
なお、同じような現象は他の部位でも確認できます。
つまり、Xperia 1 IVではなぜか中央に近い部分のピントが比較的甘く、中央から離れるにつれてシャープになる、ということになり、これは非常に珍しい現象のような気がします。
どんな機種でも広角レンズはレンズの特性上、写真の端が歪むので、最近のモデルではほとんどこの歪みが自動補正されるようです。
しかし、自動補正がかかるとどうしても細部の再現性など、画質は落ちることが多いようで、Xperia 1 IIIの作画で画面縁に行くほどピントが甘くなるのはそれが理由だと思われます。
つまり、逆にXperia 1 IVのカメラは画面縁でも歪みが少ない、あるいは補正がうまく出来ているとも言えそう。
ただ、それだけではXperia 1 IVが1 IIIと比べて中央がボケ気味になるのか、という説明にはなりません。
これについてはまだカメラのキャリブレーションなどが十分ではないという可能性もありそうなので、正式リリースまでの改善に期待したいところです。
ソース:GSMArena
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