
Googleが新たな「Pixel」ブランドのノートPCを開発しているという情報が報じられています。内部コードネームは「Snowy」とされており、久々のGoogle製ラップトップとして注目が集まりそうです。
初代Chromebook Pixelから約7年、再びPixelノートPCが登場か
Googleが「Pixel」という名称を初めて用いたのは、2013年に登場した「Chromebook Pixel」でした。その後、Pixelブランドはスマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスに引き継がれましたが、Chromebook Pixelシリーズ自体は2017年を最後に姿を消しています。
しかし今回の報道によると、Googleは新たに「Pixel Laptop」という名称のラップトップを準備中とのこと。かつてのChromebook Pixelの流れを汲みつつも、今回はよりプレミアムな方向性を目指しているようです。
MacBookやSurfaceを意識した設計
関係者によれば、開発中の「Pixel Laptop」はAppleのMacBook Pro、DellのXPSシリーズ、MicrosoftのSurface Laptop、そしてSamsungのGalaxy Chromebookといったハイエンドモデルと比較されているとのこと。つまり、Googleがこのモデルを単なる廉価なChrome OS端末ではなく、本格的なプレミアムラップトップとして位置づけていることがうかがえます。
デザイン性や筐体の仕上がりにおいても、高い品質が期待されます。Pixelスマートフォンで培ったGoogleの設計哲学が、ノートPCにどのように活かされるのかも見どころの一つです。
OSはChrome OS?それともWindows?
最も気になる点は、この「Pixel Laptop」がどのOSを採用するかという点です。Chrome OSの可能性が高いと見られていますが、Windowsを搭載すればより幅広いユーザー層に訴求できるだけに、Googleの判断に注目が集まります。
Chrome OSであればGoogleのエコシステムに最適化された体験が期待できる反面、依然として一般的な用途ではWindowsに劣るという評価も根強く、搭載OSの選択が製品の評価を大きく左右することになりそうです。
プレミアム市場への本格参入となるか
現時点では「Pixel Laptop」の詳細なスペックや発売時期については明らかになっていませんが、Googleが再びノートPC市場に本腰を入れる姿勢が見え始めています。もしこのモデルが実現すれば、AppleやMicrosoftといったライバルと肩を並べる存在になる可能性もあるでしょう。