本日、auおよびUQmobileからのリリースが発表された新型AQUOSモデル、AQUOS sense6s。
搭載チップセットがSnapdragon 690 5G→Snapdragon 695 5Gへアップグレードされたという点以外、サイズから外観、カメラ周りまで基本的にはすべてがAQUOS sense6と同じと言っても過言ではありません。
そのため、このAQUOS sense6sについては、チップセットの違いによる性能差に注目が集まるのは当然。
というわけで、今回はsense6に搭載のSD690とsense6sに搭載のSD695でどの程度ベンチマークスコアに差があるのか、という点を見てみたいと思います。
AQUOS sense6 (SD690) vs AQUOS sense6s (SD695)ベンチマーク比較
今回のAQUOS sense6sのベンチマークスコアはまだ掲載されていないので、ベンチマークスコアをデータベース化しているNANORREVIEW.NETを参考にSD690およびSD695の性能を比較してみます。
まずはAntutuスコアの比較:
総合スコアでは2割前後SD695の方が高くなっており、特にGPUのスコアに関してはかなり大きな差があります。
次はGeekbechのスコア:
そして個人的に一番注目しているのが3D Markのベンチマーク:
このベンチマークは主にグラフィック処理に関する性能に重点を置いており、ゲームプレイ時などの実性能の参考になります。
そしてこれによると、SD695の性能はSD690よりも約1.5倍高い、ということになります。
これはゲームなどをするユーザーにとっては無視できない性能差ですね。
ネーミング的にはAQUOS sense6の半世代アップグレード版といった感じですが、性能的には完全に1世代アップした性能、ということになります。
価格(現時点では未発表)にもよりますが、AQUOS sense6から大幅な価格アップでなければ十分「次世代モデル」として購入を検討する価値はあると思います。
でも真の性能差は「発熱」や「電池持ち」かも
なお、これら2つのチップはベンチマーク上には表れない重要な性能差がある可能性も。
というのも、Snapdragon 690がサムスンの8nmプロセス製造なのに対し、Snapdragon 695はTSMCの6nm。
よって、発熱やバッテリー持ちで最も大きな差が出るように思えます。
なお、このAQUOS sense6sはSHG07と同時に楽天モバイル版、SH-M19sも同一ハードウェアを搭載したモデルとしてFCC認証を通過しています。
よって、同キャリアからも間もなくリリースの発表があると思われます。
ソース:NANOREVIEW.NET
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