ドコモとauの春夏新作 Galaxy A53は前モデルから隠れた進化、グラフィック性能が大幅向上

ドコモとauが先日、2022年春夏モデル製品の一つとしてフラッグシップのGalaxy S22/S22 Ultraと同時に発表したミッドレンジモデル、Galaxy A53 5G。

国内では比較的珍しいExynosチップ、Exynos 1200を搭載したモデルとして台数的には今春夏モデルの主力の一角を担うことになるのではないかと思います。

しかしこのGalaxy A53に搭載のExynos 1200チップセットについては海外での発表当初より性能不足が指摘されており、特に前モデルでSnapdragon 750G搭載のGalaxy A52と比べて進化が乏しい、と言われています。

実際、Geekbenchのベンチマークスコアを比較すると:

Galaxy A52 5G SC-53B ↓

Galaxy A53 5G SC-53C ↓

シングルコアでもマルチコアでもほとんどスコア差が見られず、これだけを見ると処理性能の面で進化している、とは言えないもの無理はありません。

Galaxy A53 5Gの最大の進化点はグラフィック性能

ただ、これは「Geekbench 5 CPU」のもので、その名の通り、あくまでCPU性能。
GPUの性能を見るにはもう一つの「Geekbench 5 Compute」を見る必要があります。

そして以下がその比較:

Galaxy A52 5G SC-53B ↓

Galaxy A53 5G SC-53C ↓

Galaxy A53 5Gはまだサンプル数が少ないですが、ご覧のようにその差は歴然。

Galaxy A52 SC-53Bのスコアは1300ポイント前後なのに対し、Galaxy A53 SC-53Cのスコアは2500程度と2倍近い差があることが分かります。

つまり、Galaxy A52→A53の主な性能面での進化点は進化点はグラフィック処理性能ということに。

ベンチマークスコアはあくまで一つの目安で、必ずしも実使用での体感性能を忠実に表しているとは限りません。
ただ、さすがにスコアに倍近い違いがあると、その差は体感でも表れるはず。

ミッドレンジ向けのチップセットとハイエンド向けチップセットの差は全体的にCPUよりもGPU性能の方が大きく、ゲームなどのグラフィック処理負荷の大きい動作をすると性能が顕著になる傾向があります。

そういった意味で、このGalaxy A53はミッドレンジモデルにしてはゲームなどに強いチップセットを搭載しているとも言えそうです。

いずれにせよ、このGalaxy A53 5Gは見えないところでちゃんと前モデルから進化はしている、といって良いのではないかと思います。

ソース:Geekbench

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