
AppleのiPhone販売が好調です。2026年第4四半期のiPhone売上高は575億8000万ドルに達し、前年同期比17%増を記録しました。今回の好調な業績を支えたのは、高価格帯のiPhone 18 Proシリーズです。Appleが通常の標準モデルを投入しないという異例の製品展開を行うなかでも、iPhoneの売上高は過去最高を更新したと報じられています。
iPhone 18 Proシリーズが売上高を押し上げる
Appleが発表した2026年第4四半期の業績によると、iPhoneの売上高は575億8000万ドルとなり、前年同期比で17%増加しました。
市場予想を約10億ドル上回る結果となっており、標準モデルを見送って高価格帯のProモデルを中心に販売する戦略が、売上高の拡大につながったようです。
また、Apple全体の四半期売上高も前年同期比12%増の1145億ドルに達しました。ティム・クック氏の後任としてCEOに就任したJohn Ternus氏のもとで、同社は好調なスタートを切った形です。
今回の製品展開では、iPhone 18の標準モデルを投入せず、iPhone 18 Proシリーズを中心としたラインアップに注力したとされています。さらに、旧世代のiPhoneについても価格を引き上げており、製品全体の高価格帯へのシフトが進んでいます。
iPhone Duoなど新製品も投入
Appleはスマートフォン以外の製品分野でも、これまでとは異なる方向性を打ち出しています。
その一つが、同社初の折りたたみスマートフォンとなるiPhone Duoです。ただし、予約販売は始まっているものの、今回発表された四半期決算にはまだ販売実績が十分に反映されていません。
現時点では出荷までの待ち時間が2027年に及ぶとの情報もあり、供給面での制約が続いているようです。
一方、Appleはメモリなどの部品価格上昇にも直面しています。John Ternus CEOはCNBCのインタビューで、メモリ関連部品のコスト増加が利益率を圧迫していると説明しました。適切な在庫管理によって、その影響をある程度抑えているとのことです。
Macとサービス部門も好調、iPadは減収
iPhone以外の事業を見ると、Macの売上高も前年同期比24%増の107億9000万ドルとなりました。
また、App Storeの手数料などを含むサービス部門の売上高は315億7000万ドルに達し、こちらも過去最高を更新しています。
一方、iPadは今回の決算で数少ない減収部門となりました。売上高は62億3000万ドルで、前年同期比10%減となっています。
| 部門 | 売上高 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| iPhone | 575億8000万ドル | +17% |
| Mac | 107億9000万ドル | +24% |
| サービス | 315億7000万ドル | 過去最高 |
| iPad | 62億3000万ドル | -10% |
スマートホームやタッチスクリーンMacにも進出
Appleは最近、スマートフォンやPC以外の製品展開にも力を入れています。
スマートホーム分野では、同社初のスマートディスプレイを投入したほか、業界パートナーと協力してスマートドアベルやセキュリティカメラも展開しています。
さらに、長年タッチ操作への対応に慎重だったMacについても、タッチスクリーン搭載のMacBook Proを発表しました。従来の製品設計から大きく方向転換した動きとして注目されます。
今回の決算では、iPhone 18 Proシリーズを中心とした高価格帯製品への注力が売上高の拡大につながりました。ただし、メモリ価格の上昇やiPhone Duoの供給不足など、今後の課題も残されています。標準モデルを見送るという異例のラインアップ戦略が、次の四半期以降も好調な販売につながるのか注目されます。


