
Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」で、ヒンジの開閉時に異常な抵抗が発生する問題について、新たな報告が登場しました。通常、この症状は内部ディスプレイの破損につながる危険性が指摘されていますが、一部のユーザーからは、異常が発生した後にヒンジの動作が自然に正常化したとの報告も寄せられています。
ただし、こうした事例が報告されているからといって、異常を感じた際に無理に端末を開くことが安全というわけではありません。
ヒンジの抵抗と異音、その後に正常化した事例
今回話題となったのは、Redditに投稿されたiPhone Duoのユーザー体験です。
投稿者によると、所有していたiPhone Duoを数日前に硬い床へ落としてしまい、その後、端末を開こうとした際にヒンジ部分に強い抵抗を感じるようになったといいます。
この症状は、これまでにも複数のユーザーから報告されているiPhone Duoの不具合と似ており、無理に開閉すると内部ディスプレイが破損する可能性があるとされています。
投稿者も当初は端末を閉じたまま、Apple Storeへ持ち込むことを検討していました。しかし、約1時間後に改めて端末を開こうとしたところ、やはりヒンジに抵抗があり、その後、大きな異音が発生したとのことです。
ところが、最後まで開ききった端末を確認すると、ディスプレイは正常に動作しており、折り目部分にも膨らみなどの異常は見られなかったといいます。
つまり、ヒンジに異常な抵抗が発生していたにもかかわらず、最終的には端末が正常な状態に戻ったように見えたということです。
同様の現象を経験したユーザーも存在
興味深いことに、今回の事例は単独の報告にとどまりません。
ほかのiPhone Duoユーザーからも、ヒンジに異常な抵抗を感じた後、異音とともに動作が正常化したという類似の体験が報告されています。
これらの投稿からは、ヒンジ内部の部品が本来の位置からずれてしまい、開閉時の抵抗やディスプレイ破損につながるものの、何らかの拍子に部品が元の位置へ戻るケースがある可能性が考えられます。
ただし、これはユーザー報告から推測される原因であり、Appleが内部構造や不具合の原因について公式に説明したものではありません。
また、正常化したように見える端末でも、内部に損傷が残っている可能性は否定できません。
高額なスマートフォンなのに常に破損を心配する必要があるとの批判
iPhone Duoのヒンジやディスプレイに関する問題は、発売以降、SNSや掲示板などで繰り返し取り上げられています。
Appleは問題が発生した端末はごく一部だと説明しているとされますが、オンライン上ではディスプレイが破損したという投稿が相次いでいます。また、修理や交換の依頼が集中し、対応が追いついていないとのユーザー報告も見られます。
こうした状況に対しては、20万円を超える高額なスマートフォンにもかかわらず、日常的な使用で破損を心配しなければならないこと自体が問題だという批判も出ています。
折りたたみスマートフォンは構造上、従来のスマートフォンよりもヒンジやディスプレイの耐久性が重要になります。しかし、ユーザーが常に開閉時の抵抗や異音を警戒しなければならないのであれば、製品としての使いやすさにも影響が出てしまいます。
ヒンジに抵抗を感じた場合は無理に開かないことが重要
今回の報告では、ヒンジの異常が自然に解消したように見える事例が紹介されていますが、同じように操作した結果、内部ディスプレイが破損したユーザーも存在します。
そのため、iPhone Duoの開閉時に普段とは異なる抵抗を感じた場合は、無理に端末を開こうとせず、Appleのサポートや修理窓口に相談することが望ましいでしょう。
高額な折りたたみスマートフォンであるだけに、こうした不具合が今後どの程度広がるのか、またAppleが原因の特定や修理対応をどのように進めるのかが注目されます。

