サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S22シリーズ。
同シリーズの前シリーズからの「劣化点」として知られているのがバッテリー容量の減量で、S22 Ultraは前モデルから据え置きながら、S22およびS22+のバッテリー容量はそれぞれ3700mAhと4500mAhといずれも300mAhの減量となっています。
そのため、これら2モデルについては発表当初からバッテリー持ちの悪化に関する懸念の声が多く見られ、今回、この懸念が一応「公式」な形で確認された模様です。
Galaxy S22/S22+のバッテリー持ち劣化が公式確認
以下はカナダのサムスン公式サイト上に掲載されているGalaxy S22シリーズとGalaxy S21シリーズの各モデルのオーディオ再生時のバッテリー持ち時間。
Galaxy S22シリーズ↓
Galaxy S21シリーズ↓
これはあくまでオーディオ再生時、つまり基本的には画面はオフの状態でのバッテリー持ちなので、その点は留意する必要があります。
ただ、ご覧のように、Galaxy S22 UltraとGalaxy S21 Ultraのバッテリー持ち時間に変化はありませんが、Galaxy S21+→S22+では1割弱、Galaxy S21→S22では約2割もオーディオ再生時のバッテリー持ちが低下していることが分かります。
S21→S22の4000mAh→3700mAhの場合、バッテリー容量の減量率は1割未満ですが、オーディオ再生時間に2割近い差が出てくる、というのは謎です。
サムスンがGalaxy S22のレビュー用端末の提供を避けている?
ちなみにGalaxy S22およびS22+についてはLTPOではないことが判明しており、特にS22に関しては有名レビューワーからも懸念の声が。
同氏はS22についてバッテリー持ちが悪いため、サムスンが同機種をレビューワーに提供することを避けている可能性がある、とも指摘しています。
実際にはS22のレビュー用端末を受け取った例も報告されている一方で、同氏と同じようにS22だけレビュー端末が提供されなかった、との報告は他にも見られます。
これに関するサムスンの真意は不明ですが、今回の情報でS22およびS22+のバッテリー持ちが前モデルよりも悪いことはほぼ確実になったのではないかと思われます。
なお、おそらくあと1~2週間もすればGSMarenaやphoneArenaといった有名どころのサイトによる実使用に近いバッテリー評価の結果も出てくると思うので、その時はまた改めてこれらのモデルのバッテリー持ちについてお伝えします。
ソース:Samsung (カナダ)
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