
Googleは、Pixelシリーズ向けにAndroid 17 QPR1 Beta 9の配信を開始しました。今回のアップデートは新機能の追加よりも不具合の修正に重点が置かれており、9月に予定されているFeature Dropの正式リリースに向けて、最終調整を進める段階に入ったとみられます。
対象となるのはPixel 6以降の端末です。7月末にBeta 8が公開されてから約2週間でのリリースとなっており、QPR1の開発がかなり終盤に差し掛かっていることがうかがえます。
Circle to Search後のジェスチャー操作などを修正
Android 17 QPR1 Beta 9では、複数の細かな問題が修正されています。
特に注目されるのが、Circle to Searchを起動した後に、画面下部のジェスチャーバーを左右にスワイプしてアプリを切り替えられなくなる問題です。今回のアップデートではシステムのジェスチャー処理が見直され、ナビゲーションのフォーカスが正しくリセットされるようになりました。
このほか、メディア再生中や通知を操作した際に、意図せず大きな音が鳴る問題も修正されています。日常的にスマートフォンを使ううえで突然大音量が出るというのはかなり困るため、こうした不具合への対応は地味ながら重要な改善といえます。
さらに、一部の端末で20~30秒おきに再起動を繰り返すブートループが発生する問題や、折りたたみスマートフォンでアプリ起動時などにタスクバーのアイコンが消える問題、断続的なバッテリー消費の増加なども修正対象となっています。
9月のFeature Dropに向け最終段階へ
Android 17 QPR1は、9月にPixel向けFeature Dropとして正式提供される予定です。8月もすでに半ばを過ぎていることを考えると、正式版の公開まで残された時間はそれほど多くありません。
Googleは今回のBeta 9について、Pixel 6およびPixel 6 Pro向けの「最終ベータ版」と説明しています。このため、現時点ではBeta 9がQPR1の最後のテスト版となり、そのまま正式版へ移行する可能性があります。
もっとも、正式リリース直前に重大な不具合が見つかった場合は、追加のベータ版が公開される可能性もあります。Beta 8からわずか2週間程度でBeta 9が登場していることを考えると、今後も短い間隔で修正が行われる展開は十分に考えられます。
Android 17 QPR1は新機能そのものよりも、今回のような細かな不具合をどこまで潰し込めるかが重要な段階に入っています。9月の正式版では、安定性や操作性がどこまで改善されるのかにも注目したいところです。


