
iPhone 18 Pro Maxは、前世代のiPhone 17 Pro Maxと比べて、ゲームを長時間プレイした際の性能低下が大幅に抑えられているようです。YouTubeチャンネルのMrMacRightが複数の重量級ゲームを使って比較したところ、「Resident Evil 4 Remake」ではサーマルスロットリングによる性能低下が約23%、「Death Stranding」では約69%改善したとの結果が示されています。
iPhone 18 Pro Maxに搭載されるA20 Proは、もともとの処理性能が高いだけでなく、Appleが導入した新しい冷却システムによって、長時間の高負荷動作でも性能を維持しやすくなっていることが今回のテストからうかがえます。
Resident Evil 4では熱による性能低下が大幅に改善
「Resident Evil 4 Remake」では、両モデルを1320p、Balanced設定、MetalFX Qualityという同じ条件でテストしています。
iPhone 17 Pro Maxは開始からわずか2分39秒で「Fair」のサーマル状態に到達し、8分13秒より前にはさらに深刻な「Serious」へ移行しました。

これに対してiPhone 18 Pro Maxが「Fair」に到達したのは8分13秒、「Serious」になったのは14分13秒でした。新モデルでは、同じ温度状態に達するまでの時間が明らかに長くなっています。
約34分経過した時点では、iPhone 17 Pro Maxのフレームレートが約35fpsから26fpsまで低下したのに対し、iPhone 18 Pro Maxは約44fpsから35fpsへの低下にとどまりました。
単純に初期性能が高いだけでなく、高負荷状態でもその差をある程度維持できていることが分かります。
Death Strandingでは性能低下を約69%抑制
より大きな差が確認されたのが「Death Stranding」です。
こちらは900p、High設定でテストされ、開始直後のフレームレートはiPhone 18 Pro Maxが約40fps、iPhone 17 Pro Maxが約32~33fpsでした。

iPhone 17 Pro Maxは6分31秒で「Fair」に到達しましたが、iPhone 18 Pro Maxでは11分27秒までこの状態に達しませんでした。さらにiPhone 17 Pro Maxはその時点ですでに「Serious」に移行していた一方、iPhone 18 Pro Maxが「Serious」に到達したのは19分57秒でした。
約34分40秒後のフレームレートを見ると、iPhone 18 Pro Maxは約37fpsを維持していたのに対し、iPhone 17 Pro Maxは約24.5fpsまで低下しています。
この結果から、サーマルスロットリングによる性能低下は「Death Stranding」で約69%、「Resident Evil 4 Remake」では約23%抑えられたとされています。
高い性能を維持しながら消費電力も増加
今回の結果で特に興味深いのは、iPhone 18 Pro Maxが単純に性能を落として発熱を抑えているわけではない点です。

A20 ProはA19 Proより高いパフォーマンスを発揮しながら、より高い消費電力を維持した状態でも長時間動作しています。それでもサーマルスロットリングによる性能低下が小さくなっていることから、iPhone 18 Proシリーズで採用された新しいベイパーチャンバーを含む冷却システムの効果が大きい可能性があります。
スマートフォンは一般的なゲーミングPCや携帯ゲーム機のようなファンを搭載せず、基本的にパッシブ冷却に頼っています。そのため、SoCの性能向上だけでは長時間のゲームプレイで性能を維持することが難しく、冷却性能の改善が重要になります。
iPhoneが携帯ゲーム機に近づく可能性も
A20 Proはピーク性能だけを見ると、すでに専用の携帯ゲーム機に匹敵するレベルに達しています。今回のテストは、AppleがiPhoneを長時間のゲームプレイにも適したデバイスへ近づけようとしていることを示す結果ともいえそうです。
さらに、AppleがiPhone向けのゲームコントローラーを開発しているとの情報もあり、デュアルアナログスティックや方向キー、アナログトリガー、ハプティクス、モーション操作などへの対応が検討されているとされています。
もし将来的に外付けファンや冷却プレートなどによるアクティブ冷却まで組み合わせられるようになれば、A20 Proの高い性能をさらに長時間維持できる可能性があります。
iPhone 18 Pro Maxは、単純な瞬間最大性能だけでなく、長時間ゲームをプレイした際の持続性能でも大きく進化しているようです。スマートフォンを本格的なゲーム端末として利用したいユーザーにとって、A20 Proの性能以上に、この冷却性能の改善が重要なポイントになるかもしれません。
