ソニー最新「Xperia 1 VIII」で「押し込み式指紋認証」を復活させる方法が判明

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VIII」では、側面の電源ボタンに指紋センサーが搭載されています。一方、2024年発売のXperia 1 VIからは従来の押し込み式指紋認証が廃止され、画面消灯中でもセンサーに触れるだけで指紋認証が動作する仕様になりました。今回、Xperia 1 VIIIで電源ボタンを押してからでないと指紋認証が反応しないように変更する方法が、Esatoフォーラムで紹介されています。

ポケットの中で指紋認証が反応する問題を回避

Xperia 1 VI以降のモデルでは、電源ボタンを押し込む操作がなくなったことで、指紋センサーに触れるだけで認証が開始されるようになりました。

使い勝手が向上する一方、ポケットの中で端末を持った際などに指がセンサーに触れてしまい、意図せず指紋認証が実行されるという問題もあります。

特に、何度も認証に失敗するとロック解除にPINなどの入力を求められるため、端末を取り出したときにすぐ指紋認証を使えないケースがあります。

今回Esatoに投稿された方法を利用すると、指紋センサーを常時スキャンする状態から、電源ボタンを押した後だけ指紋認証を開始する状態へ変更できます。

投稿者によると、設定そのものは比較的簡単とのことです。

ADBコマンドで指紋センサーの動作を変更

この方法では、Windows PCにAndroid SDKのPlatform-ToolsとUSBドライバーを導入し、Xperia側で開発者向けオプションとUSBデバッグを有効にします。

そのうえでPCからADBを使い、以下の設定を変更します。

adb shell settings put secure somc.disable_fps_screen_off 1

このコマンドを実行すると、Xperia側で画面消灯中の指紋センサーのスキャンが無効になり、電源ボタンを押して画面を点灯させた後に指紋認証が反応するようになります。

初回接続時には、スマートフォン側にPCからのUSBデバッグ接続を許可する確認画面が表示されるため、「許可」を選択します。ADBが端末を認識しない場合は、許可後にコマンドをもう一度実行することで認識される場合があるとされています。

なお、Windowsで端末が正しく認識されない場合には、USBドライバーの導入やデバイスマネージャーでの確認などが必要になります。

元の常時スキャンに戻すことも可能

元の仕様に戻したい場合は、同じADBコマンドの末尾を「1」から「0」に変更します。

adb shell settings put secure somc.disable_fps_screen_off 0

これによって画面消灯中も指紋センサーがスキャンする状態に戻せるとされています。

設定が終わった後は、必要に応じてXperiaの開発者向けオプションからUSBデバッグを再び無効にすることもできます。投稿者もセキュリティ上の理由から、作業後にUSBデバッグを無効にすることを推奨しています。

あくまで非公式の方法なので注意

なお、今回はあくまで最新フラッグシップ、Xperia 1 VIIIでの同機能有効化方法ですが、基本的には他のXperiaモデルでも同じ方法が使える可能性があります。

ちっぽう、今回紹介された方法は、ソニーが公式に案内している設定ではありません。Xperiaの内部設定をADBコマンドから変更する方法であるため、実行する場合はあくまで自己責任で行う必要があります

また、今後のソフトウェアアップデートによって設定が無効になったり、動作が変更されたりする可能性もあります。

とはいえ、Xperia 1 VI以降で指紋センサーがポケットの中などで意図せず反応することに不満を感じていたユーザーにとっては、興味深い回避策といえそうです。

ソニーが今後のXperiaのアップデートで、電源ボタンを押した後だけ指紋認証を開始する設定を正式に追加すれば、PCやADBを使わずに同じ操作を選べるようになるため、より使いやすくなりそうです。

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