発売から10年以上が経過した現在も高い人気を誇るアクションRPG「Bloodborne」ですが、新たな検証によってPlayStation 5上で大幅な性能向上が実現可能であることが改めて示され、ファンの間で話題となっています。

今回公開された検証映像では、PS5の性能を活用することで、Bloodborneがネイティブ4K解像度や100fpsを超えるフレームレートで動作可能であることが確認されました。その結果、多くのユーザーから「なぜソニーは公式対応しないのか」という声が上がっています。
改造環境で実現したPS5向け強化版
今回注目を集めているのは、技術分析で知られるDigital Foundryが公開した検証動画です。
検証に使用されたのは改造済みのPS5実機で、Bloodborneにいくつかのパッチを適用した環境となっています。特別なリマスター版が開発されたわけではなく、PS5の追加メモリやCPU・GPU性能をより積極的に利用できるよう調整したものです。
興味深いのは、その変更内容が比較的小規模なものであるにもかかわらず、ゲーム体験が大きく向上した点です。
Bloodborneは元々PS4向けタイトルであり、30fps動作に加え、フレームペーシングの不安定さが長年指摘されてきました。しかし今回の検証環境では、そうした問題が大幅に改善されています。
ネイティブ4Kでも安定動作
最も驚かされるのは4K動作時の結果です。
追加メモリを活用した環境では、Bloodborneがネイティブ4K解像度で安定した30fpsを維持。さらにオリジナル版で見られたフレームペーシングの問題もほぼ解消されているとされています。
また、一部の描画処理を最適化し、色収差などの視覚効果を調整することで、現代のゲームに近い見やすい映像表現も実現しています。
完全なリメイクではないものの、見た目や操作感は「リマスター版」と呼べるレベルに近づいているとの評価もあります。
解像度を下げれば100fps超えも
さらに興味深いのが高フレームレート動作です。
解像度を1440pに設定し、120HzおよびVRR機能を利用すると、多くの場面で60fpsを超えて動作。状況によっては70fps前後に達するケースも確認されています。
そして1080pまで解像度を下げた場合には、100fpsを超えるフレームレートを記録。コンソール版Bloodborneとしては過去最高レベルの滑らかなゲームプレイが実現したとされています。
高難度アクションゲームであるBloodborneでは入力遅延の低減も重要な要素であり、高フレームレート化による恩恵は決して小さくありません。
PS5世代で実現しなかった後方互換の可能性
今回の検証結果が示したのは、Bloodborne単体の可能性だけではありません。
PS5はPS4との後方互換機能を備えていますが、多くのPS4タイトルは基本的に発売当時の仕様のまま動作しています。そのため、ハードウェア性能が大幅に向上しているにもかかわらず、多くのゲームが恩恵を受けられていません。
今回の結果を見る限り、システムレベルでより積極的な最適化が行われていれば、多くのPS4タイトルが高解像度化や高フレームレート化を実現できた可能性があります。
現時点でソニーやFromSoftwareがBloodborneのリマスター版を開発しているという情報はありません。しかし今回の検証によって、技術的な障壁は想像以上に低いことが明らかになりました。PS6世代が近づく中、単なる後方互換にとどまらないアップグレード機能をソニーが用意するのか、そして長年待ち望まれているBloodborneリマスターが実現するのかに注目が集まりそうです。


