
Appleが開発中とされる初の折りたたみiPhoneについて、ヒンジや筐体素材に関する新たな情報が浮上しました。サプライチェーン関係者の話として、ヒンジには液体金属、筐体には改良されたチタン合金が採用される可能性があると伝えられています。耐久性と軽量化を両立させる狙いがあるようです。
ヒンジに液体金属を採用、長年の研究がついに実用段階へ
韓国Naverの情報提供者として知られるyeux1122氏によると、Apple初の折りたたみiPhoneのヒンジには液体金属が使われる見通しです。液体金属はアモルファス構造を持つ特殊な素材で、Appleが15年以上にわたって研究を続けてきた分野でもあります。
Appleと液体金属の関係は2010年までさかのぼります。当時、Liquidmetal Technologiesと契約を結び、コンシューマー向け電子機器分野において関連技術を独占的に利用できる権利を取得しました。その後、SIMピンなどの小型部品に限定して採用されたものの、大型構造部材としての量産化は難しく、本格的な活用には至っていませんでした。
折りたたみ端末と相性の良い素材特性
液体金属は結晶構造を持たないため、高い強度を備えつつ、繰り返しの曲げや機械的な負荷にも強いという特長があります。変形しにくく、バネのような性質を持つ点も、ヒンジの耐久性が重視される折りたたみ端末に適しています。
Appleはこれまでも特許の中で、可動部やヒンジへの液体金属の活用をたびたび検討してきました。今回の情報が事実であれば、長年温められてきた構想が、ついに製品として形になることになります。
本体には改良型チタン、軽さと強さを両立
筐体素材には、従来よりも改良されたチタン合金が使われる可能性があるとされています。チタンはアルミニウムやステンレススチールと比べて、重量あたりの強度に優れる素材ですが、折りたたみ端末ではサイズが大きくなる分、重量配分やヒンジ周辺の負荷管理がより重要になります。
今回採用されるとされるチタンは、表面積はほぼ同じながら、強度を高めつつ軽量化を実現しているとのことです。Appleにとってチタン筐体のiPhoneは今回で4世代目になるとみられており、これまでの経験を生かして合金の組成や製造工程を最適化してきた結果とも言えそうです。
発表は今秋か、画面サイズや主要仕様の噂も
初の折りたたみiPhoneは、iPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Maxと同時期となる今秋の発表が有力視されています。ブック型の横開きデザインを採用し、内側に7.8インチ、外側に5.5インチのディスプレイを搭載するとの噂があります。
そのほか、折り目の目立たないディスプレイ、A20チップ、Apple独自のC2モデム、デュアルカメラ構成、Touch IDの復活なども取り沙汰されています。
素材面での大きな進化が事実であれば、Appleは耐久性や使い勝手において、これまでの折りたたみスマートフォンとは一線を画す製品を目指している可能性があります。正式発表に向けて、今後の情報にも注目が集まりそうです。

