
Nothingは、Android 16をベースとした最新の独自UI「Nothing OS 4.0」の提供を、対応機種を拡大して再開しました。一時は重大な不具合の影響で配信が停止されていましたが、問題の修正を終え、改めて安定版アップデートの展開が進められています。
CMF Phoneシリーズと廉価モデルが新たに対象に
Nothing OS 4.0の安定版は、これまでNothing Phone 2やPhone 2aシリーズ向けに提供されてきましたが、今回新たにCMF Phone 2 Pro、CMF Phone 1、そしてNothing Phone 3a Liteが対象に加わりました。Nothingのコミュニティフォーラムでも正式に案内されており、対象ユーザーにとっては待望のアップデートとなります。
見た目と使い勝手を重視したアップデート内容
Nothing OS 4.0では、ビジュアルデザインの刷新に加え、カスタマイズ性の向上やUI全体の洗練が図られています。派手な新機能を前面に出すというよりも、日常的な操作の快適さや一貫性を高める方向性が特徴です。Nothingは今回のアップデートで、基本的なユーザー体験の底上げを狙っているとしています。
配信時期は機種ごとに異なる
CMF Phone 1については、2025年12月26日よりNothing OS 4.0の配信が開始されており、段階的にユーザーへ届けられています。一方、上位モデルにあたるCMF Phone 2 Proは、次の配信フェーズで数週間以内にアップデートが提供される予定です。Nothing Phone 3a Liteも同様に、順次配信対象となります。
地域差があるため手動確認がおすすめ
Nothingは、アップデートの配信時期が地域によって異なる可能性がある点にも触れています。そのため、同じ機種でもすぐに通知が届かない場合があります。対象端末を利用している場合は、設定画面からソフトウェアアップデートを手動で確認してみるとよいでしょう。
Nothing OS 4.0は、一度は配信停止という形で足踏みしたものの、現在は安定した形で展開が進められています。比較的手頃な価格帯のCMFブランドにも最新OSが行き渡ることで、Nothingエコシステム全体の完成度がさらに高まりそうです。


