
Ulefoneは「Armor 34 Plus」シリーズを正式に発表しました。新シリーズには「Ulefone Armor 34 Pro+」と「Ulefone Armor 34+」の2モデルが含まれ、前モデルのDimensity 7300から最新のMediaTek Dimensity 7400Xチップセットに刷新されました。このアップグレードにより、性能向上やAI機能強化、電力効率改善が実現され、屋外作業や過酷な環境での使用、多重タスクを行うユーザーにも最適化されています。
タフネスデザインはそのままに高性能化
Armor 34シリーズは、耐久性の高いボディに内蔵プロジェクターを搭載することで知られています。新型Plusモデルではこの堅牢性を維持しつつ、処理速度や応答性が大幅に向上しています。

Dimensity 7400Xは最新の4nmプロセスで製造され、CPUはCortex-A78コア4基で最大2.6GHz動作、前モデル比で約10%の性能向上を実現しました。これによりマルチタスクやアプリ起動がより快適になります。GPUにはMali-G615 MC2を採用し、MediaTek Adaptive Gaming Technology 3.0により描画性能は約20%向上。長時間のゲームプレイ時の消費電力も最大36%低減されます。さらにNPU 6.0によりAI処理性能も約15%向上し、カメラ機能やシステム最適化がよりスムーズになっています。

プロジェクター搭載でアウトドアや業務利用に最適
特に「Armor 34 Pro+」は内蔵DLPプロジェクターを備え、最大150ルーメンで最大100インチの投影が可能です。オートフォーカスと±40度の台形補正に対応し、スタンドなしで平置きしても画像を正確に投影できます。さらに、LEDライト1,100ルーメンと専用警告灯も搭載されており、IP68防水対応で緊急時や夜間作業、アウトドアでも安心して使用できます。

ディスプレイは6.95インチFHD+で120Hz駆動に対応し、スクロールや動画再生、ゲームも滑らかです。バッテリー容量は25,500mAhと巨大で、通常使用で最大10日間持続。66Wの急速充電と10Wのリバース充電に対応しています。
カメラも充実しており、50MPのメインカメラ(1/1.3インチセンサー)、64MPの赤外線ナイトビジョンカメラ、50MPの超広角カメラを備えています。
国内タフネススマホ市場での競争も視野に
国内では京セラの2年ぶりのタフネススマホ「TORQUE G07 5G」が来年初頭にリリースされることが確実視されています。もしUlefone Armor 34 Pro+が日本国内で発売されれば、性能面やプロジェクター機能を武器にTORQUE G07 5Gと直接競合する可能性もあり、タフネススマホ市場はさらに活発化しそうです。
