
Xiaomiの次世代フラッグシップと目されるREDMI K90 Ultraが、1万mAhの大容量バッテリーを搭載しつつ、厚さ8.5mm未満のスリムボディを実現するとの情報がリークされました。これにより、長時間駆動と快適な手持ち感を両立した性能重視の端末として注目を集めています。
大容量バッテリーと充電技術
REDMI K90 Ultraは、10,000mAhの大容量バッテリーを備え、100Wの有線急速充電とフルパワーのワイヤレス充電に対応する見込みです。厚さ8.5mm未満のボディでこれだけの容量を実現できるのは、新型の高密度バッテリー技術と内部構造の高度なスタッキング、熱管理の工夫によるものと考えられます。
Xiaomiは厚みを増やすよりも日常の使いやすさや手に馴染む感触を重視しており、この設計方針は持続力、操作性、充電効率のバランスを追求する最近のデザイン哲学と一致しています。
フラッグシップ性能を維持
バッテリー性能だけでなく、REDMI K90 Ultraは依然としてフラッグシップ水準の性能を備える見込みです。チップセットについては、ミッドレンジではなく最高級クラスのSnapdragonやMediaTek Dimensity 9シリーズが搭載される可能性が高く、K Ultraシリーズの位置づけを踏襲しています。
これまでのリーク情報によれば、主な仕様は以下の通りです。
- 6.8インチ前後の大型フラットLTPSディスプレイ
- 1.5K解像度、最大165Hzのリフレッシュレート
- メタルフレーム構造
- 超音波式ディスプレイ内指紋認証
- 防水・防塵性能対応
これにより、バッテリー性能を追求しつつも、フラッグシップとしての性能やデザインを犠牲にしない端末であることが示されています。
中国市場向けの位置づけと戦略
REDMI K90シリーズ内では、UltraモデルはPro Maxの下に位置すると見られていますが、依然として高い競争力を持つ仕様です。REDMI K90 Pro MaxはSnapdragon 8 Elite搭載、高性能グラフィックスチップやOLEDディスプレイを備えており、Ultraもフラッグシップに近い性能を維持する設計です。
REDMI K90 Ultraは当面中国市場向けに販売され、後にグローバルではXiaomi Tシリーズとして展開される可能性があります。
Xiaomiの戦略的意義
もし情報が正確であれば、REDMI K90 Ultraは薄型フラッグシップのバッテリー設計における重要なマイルストーンとなります。大容量バッテリーをスリムボディに収め、急速充電やワイヤレス充電に対応することで、Xiaomiの素材技術や電力管理技術、長期使用を意識した設計への投資姿勢が示されています。
この端末は、バッテリー持続時間を犠牲にせず、プレミアムなデザインも求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となり、Xiaomiのフラッグシップ性能端末としての地位をさらに強固にするでしょう。

