
Xiaomiは2025年12月15日、フラッグシップモデルXiaomi 15 Ultraに対し、Android 16をベースとしたHyperOS 3の安定版アップデートの配信を開始しました。これまで段階的に展開されてきたHyperOS 3ですが、今回ついにグローバル向けのXiaomi 15 Ultraにも正式版が到達した形です。
ヨーロッパ向け端末で配信を確認
今回確認されたアップデートは、ヨーロッパ市場向けの端末で、ビルド番号は3.0.5.0.WOAEUXMとなっています。アップデート容量は約8.9GBと非常に大きく、ダウンロードには高速かつ安定した通信環境が推奨されます。回線状況によっては完了までに相応の時間がかかる可能性があります。

パフォーマンスとUIを大幅に刷新
HyperOS 3では、Xiaomiが事前に予告していた新機能や改良点が一通り盛り込まれています。動作の最適化によるパフォーマンス向上に加え、全体的に洗練されたビジュアルデザインが特徴です。
ホーム画面のグリッド配置は再設計され、ステータスバーの表示もよりすっきりとしたデザインに変更されました。また、システム全体で角丸デザインが統一され、プリインストールアプリについても幅広い最適化が施されています。
Apple製デバイスとの連携機能も強化
今回のアップデートでは、他社デバイスとの連携機能も注目ポイントです。画面内容をiPadにミラーリングできるほか、Mac上で複数のスマートフォンアプリを同時に開き、ウインドウサイズを自由に調整することが可能になりました。
さらに、iPhoneやiPad、MacのTouch IDやFace ID、パスワードを使ってXiaomi端末のロック解除が行えるようになっています。セキュリティ面では、耐量子暗号を用いた高度なデータ保護機能が追加され、個人情報の安全性が一段と強化されています。
配信は順次拡大予定
この種の大型アップデートと同様に、配信は段階的に行われるため、すべての端末に一斉に通知が届くわけではありません。まだアップデート案内が表示されていない場合でも、数日以内に順次配信される見込みです。
HyperOS 3の安定版がグローバルモデルに提供されたことで、Xiaomi 15 Ultraは最新のAndroid体験とともに、操作性やセキュリティ面でも大きく進化した一台となりそうです。


