
アップル初の折りたたみiPhoneがいよいよ現実味を帯びてきました。ただし、一般ユーザーにとっては“憧れの存在”になる可能性が高そうです。
価格は約37万円、Galaxyより大幅に高く
台湾のFubon Researchによると、折りたたみiPhoneは2026年に約540万台を販売し、累計では約1,540万台に達する見込みです。しかし、最大のハードルはその価格。
推定価格は2,399ドル(約37万1,000円 ※1ドル=約155円換算)とされており、既に高額とされるGalaxy Z Fold 7を軽く上回る可能性があります。
高価格の要因は、折りたたみ専用のディスプレイやヒンジ部品などのコストに加え、アップルらしい強気の利益設定だと報じられています。
「完全に折り目が消える」初の折りたたみスマホ?
中国メディアUDNの情報によると、アップルは折りたたみ端末の最大の弱点である画面の折り目(クリース)問題を解決したとのことです。
供給網の関係者によれば、折りたたみiPhoneは**「初めて折り目のない真のフォルダブルフォン」になるとされ、ディスプレイ構造や素材加工、ラミネーション方法などをアップルが設計。
ヒンジ部品は新日興精密(Shin Zu Shing)とアンフェノール(Amphenol)**と共同開発しており、液体金属を用いた耐久性の高い機構が採用されるとのことです。
この技術により、薄型で“折り目ゼロ”の理想的な折りたたみが実現するとみられます。
サムスン製パネル、Foxconnが生産ラインを専用化
内部ディスプレイはサムスン製パネルを採用する一方、設計はアップル主導。すでにFoxconn(鴻海)が専用ラインを整備しているとの情報もあり、製品は量産前段階に入った可能性があります。
アップルは“折り目がないこと”にこだわって発売を遅らせてきたとされています。もし今回の技術が本当に実現していれば、「高くても買いたい」というユーザーが現れるのは間違いないでしょう。
折りたたみiPhoneは、価格競争ではなく“完成度競争”で勝負してくるようです。

