サムスンが次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズで、AI検索で急成長中のPerplexity（パープレキシティ）をBixbyに統合した新バージョンを投入する可能性が高まっています。これまで噂が出ていた“AI版Bixby”はGalaxy S25では実現しませんでしたが、いよいよ本格的なAIアシスタント刷新が動き出すようです。
Perplexityが複雑な処理を担当、Bixbyは日常操作に
リーカーの @chunvn8888 によると、SamsungはBixbyにPerplexityを組み込み、ChatGPTとSiriの連携モデルに近い構造を採用するとのことです。
- Bixby：端末操作や基本タスク
- Perplexity：検索や推論が必要な質問など高度な処理
この2段構えによって、音声アシスタント体験が大きく変わる可能性があります。発表はGalaxy S26と同時に、次回Unpackedイベントで行われる見通しです。
Googleとの関係はどうなる？
SamsungはすでにGoogleとの連携を深めており、最新フラッグシップではGemini（旧Bard）を深く統合しています。
- 2024年：Galaxy S24で「Circle to Search」が初搭載
- 2025年：Galaxy S25でもGeminiの独自機能を多数採用
そのため、「Bixby＋Perplexity」の投入によってGoogle側の立場がどう変化するのかが注目ポイントとなります。とはいえ、Bloombergも両社がすでに交渉していたと報じており、計画自体は以前から進んでいたようです。
Perplexity統合でBixbyはどう変わる？
Perplexityは“AI検索”に強く、Bixbyが苦手としてきた情報探索系の応答力が飛躍的に向上する可能性があります。一方、文章生成や多機能AIとしてはGemini 3.0のほうが優秀とされており、今後Galaxyはユーザーが用途に応じて、
「Bixby（基礎）」「Perplexity（検索）」「Google Gemini（生成AI）」
を柔軟に選べる方向へ進む可能性があります。
この戦略により、Perplexityは一気に大規模な知名度を獲得し、AI業界での存在感がさらに高まりそうです。
SamsungがどのようにAIアシスタントを再定義するのか、そしてGoogleとの関係にどう影響するのか、Galaxy S26シリーズ発表が一層楽しみになってきました。
